- いつの間にかストレスを溜めてしまう
- そもそもストレスを受けない生き方をしたい
- ストレスってどんなときに感じるんだろう?
今回は、こんな悩みについて考えてみました。
ストレスって何?と聞かれてすぐに答えられる人は、あまりいませんよね。
今よりラクに生きるには『自分を困らせているストレスとは何か?』を知るところから始めましょう!
Contents
そもそもストレスとは一体何?|基礎知識を解説
ストレスってそもそも何?
ぼんやりイメージはできていても、言語化して説明するのは簡単ではありません。
ストレスの基礎知識をまとめましたので、改めてストレスとは何か?を知るきっかけにしてみてくださいね。
- 『ストレス』の意味
- ストレスを感じやすい人・感じにくい人の差とは?
- 適度なストレスはうまく活用もできる!
『ストレス』の意味
「最近、ストレスが増えてきてしんどい…」
「ストレスのせいで食べ過ぎちゃう」
会話の中でもよく使う『ストレス』という言葉ですが、実際にはどんな意味を持っているんだろう?
厚生労働省では、以下のとおり解説されています。
ストレスという用語は、もともと物理学の分野で使われていたもので、物体の外側からかけられた圧力によって歪みが生じた状態を言います。
ストレスを風船にたとえてみると、風船を指で押さえる力をストレッサーと言い、ストレッサーによって風船が歪んだ状態をストレス反応と言います。
医学や心理学の領域では、こころや体にかかる外部からの刺激をストレッサーと言い、ストレッサーに適応しようとして、こころや体に生じたさまざまな反応をストレス反応と言います。
つまり、外部からの刺激に対して適応しようとして、心や体に現れるさまざまな反応のことを『ストレスを感じている状態』と呼ぶんですね。
(結局難しいね)
ストレスとは
- 外部からのあらゆる刺激(ストレスの原因)=ストレッサー
- ストレッサーが強いor継続的→心や体にストレス反応が現れる
- ストレス反応が長期化→常にストレスを抱えている状態
- 一般的な『ストレス』=過度な刺激で心身にマイナス反応が現れ続けている状態
…言語化してみると、少し難しく聞こえてしまいますね。
ストレス=不快感・ネガティブ思考・体調不良が続いていることなら、一般的な認識とあってますね!
ストレスを感じやすい人・感じにくい人の差とは?
同じ環境で同じ体験をしても、ストレスの感じ方には個人差があります。
人それぞれ考え方や体質、得意不得意って違いますよね。
なので、受け取る刺激の大きさにも個人差が現れるわけなんです。
中でも、心理面によるストレスは、なかなか理解を得にくいかもしれません。
物理的なら理解しやすい!
- 大人にとっては小さな段差、子どもにとっては大きな段差
- 寒がりさんにとっての室温25度、暑がりさんにとっての室温25度
実際に、ストレスを感じやすい人の例として『HSP気質』の人が挙げられます。
HSP気質を持つ人は、生まれつき刺激に敏感で気づきやすいという特徴をもっているので、心理的にもストレスを抱えやすいんです。
人間関係でストレスが起きやすいのは、「物事のとらえ方には個人差があること」を理解するのが結構難しいから。
100%の理解はできなくても、歩み寄りの気持ちから始めてみましょう。
▼ストレスを感じやすい人は参考にしてみてくださいね!
適度なストレスはうまく活用もできる!
ストレスは、外部からの刺激によって生まれるものです。
ストレスを受けた人にとって、その刺激が許容範囲内であれば、自己成長のために活かせることもあります。
例・新たなチャレンジ
- 知らないことへの不安感
- 失敗を経験する
- わからないことだらけでうまく進まない
どれもプレッシャーとしてストレス要因になりますが、適度であれば、誰もが感じたことのある感覚ですよね。
ただし、こういうときは注意。
注意すべき状況
- 自分の意思よりも他人の意思が先行している
- 計画性なく進んでいて軌道修正が難しい
- リフレッシュする余裕がない
- 『やらなきゃ!』モードになっている
気づかないうちに、ストレスが蓄積して大きくなってしまうかもしれません。
▼私がどん底メンタルになったとき、心の回復のために実践したことをまとめました!
ストレスを感じるとき6選【アラサー女子の実体験つき】
- 満員電車・混みあっている場所にいるとき
- 寒さ・暑さなどを感じるとき
- 時間の余裕がないとき
- 自分のリズムが乱されているとき
- 同調圧力をかけられたとき
- 未来のことを想像しているとき
満員電車・混みあっている場所にいるとき
ストレスを感じるときの定番中の定番!
満員電車や混み合っている空間の中で過ごすことって、通勤・通学がある以上、回避できませんよね。
あの時間、『他人との距離感』という言葉はあってないようなものです。
個人的には、毎朝の満員電車は、修行と呼んでいいと思ってます!
都内の満員電車に乗ることになったとき、怖すぎて早朝時間に乗っていました。笑
それでも人だらけで、都会の本気に震えた記憶があります…修行です。
地方でも通勤・通学時間はそれなりに混み合うので、この時間をカットできればストレス度は大きく下がります。
どうしても混雑する空間を避けたい人は、仕事選びから工夫してみましょ!
重視すべきポイント
- 出社時間を調整できるか
- 出社時間が遅めに設定されているか
- 在宅勤務ができるか
寒さ・暑さなどを感じるとき
寒さや暑さを感じるだけでも、ストレスにつながります。
季節の変わり目に体調を崩しやすいのは、朝、起きた瞬間から小さなストレスを蓄積してしまうことが要因のひとつ。
自宅の場合、同居人やペットが不快にならない室温を調整すれば問題なし。
でも、職場や外出先では、自分の思い通りにはコントロールできませんよね。
我慢しすぎると体調を崩してしまうので、服装を工夫したり、ポータブル扇風機・暖房機を用意したりして個別に対処しましょう。
時間の余裕がないとき
時間に余裕があれば気にならなかったことでも、時間に追われているとイラっとしてしまうことってありますよね。
- なかなか進まないレジ
- 渋滞
- 納期が迫った仕事
どれも前もって時間を多めに配分して行動していれば、回避できたことかもしれません。
こういうとき、ダメだとわかっていながらも、
「私が急いでるんだから、相手も同じくらい急いでくれないと困る!」
なんて、自分都合でしかない思考が巡ります。笑
ギリギリ行動にならないように、10分早く準備を始めればいいだけなんですけどね…!
日常的にイライラする瞬間を減らしたい人は、時間に余裕を持つことを意識して行動してみてください。
時間に余裕を作るコツ
- 早め行動を心がける
- 時計の時間を少し進めておく
- 夜更かしをしない
- 仕事や家事は周囲の人・機械に頼る
- 時間厳守な予定を減らす
自分のリズムが乱されているとき
自分以外の影響で予定通りに計画が進まないと、これもまたストレスに。
振り回されるとストレス!
- 定時間近に急ぎの仕事を頼まれる
- 理不尽な連帯責任を負うことになる
- 交通機関の遅延で約束に間に合わない
- 相手の都合が優先されてばかり
自分ではコントロールできない範囲で計画外のことが起きてしまった場合、受け入れるしかありません。
どうしてもイライラ・落ち込みが続くときは、意識的に自分で自分の機嫌取りをしましょう!
▼不機嫌になるとイライラがどんどん増えちゃいます!
同調圧力をかけられたとき
「普通は〇〇だよ」
「みんな△△してるのに」
何でも周りと一緒であるのが正しいこととして、同調圧力をかけられたときにストレスを感じます。
『同じ』が安心?
- ファッション・メイク
- 体型
- 年齢に対する価値観
- 働き方
- 恋愛観
- トレンドの理解度
仕事でもプライベートでも、SNSを見ていても『〇〇であるべき』に溢れていませんか?
思いやりの気持ちでアドバイスとして使う表現でもありますが、周囲と違ってるって悪いことじゃありません。
むしろ自分の考えや好みが確立されていて、他人との違いを受け入れている人は魅力的です。
同調圧力回避法
- 一緒=安心・正解と考えている集団とは距離を置く
- 違いを肯定的にとらえる人との時間を増やす
- 自分軸を大切にする
- 周囲からの同調圧力を感じないくらい個性を貫く
未来のことを想像しているとき
5年後、10年後をイメージしたとき「このままで大丈夫かな…」と、不安を覚えるとストレスにつながります。
未来の課題
- 仕事:ここでキャリアを積む?新たな世界に飛び立つ?
- 恋愛(結婚):結婚する?子どもは?パートナーとの関係性は?
- 両親・子ども:介護や子育てに必要な費用・時間・体力は足りている?
- 健康:心も体も若々しくあるためにできることは?
考え出すと課題だらけで、
「うっ…しんどい!向き合っていける…?」と、不安になってしまいます。
でも、ストレスを感じるからこそ行動を起こせるともいえませんか?
その行動が何につながるのかはわからないけど、ただ不安なまま時が経つより、ずっと建設的だと思っています!
ストレスとストレスを感じる瞬間を知ることから始めよう
ストレスとは『過度な刺激で心身にマイナスな反応が現れつづけている状態』のこと。
ストレスを感じる瞬間は日常の中に溢れかえっています。
あまりにも多すぎて100%回避するのは難しいけど、軽減することはできます。
まずは、自分の抱えているストレスの要因に気づくところから始めましょう!