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完璧主義は自己満足?生きづらい世の中だからこそ身につけたい対処法

2023年7月8日

完璧主義は生きづらい

 

  • 完璧を求めてくる上司や同僚に疲れた
  • 完璧主義な人とうまく付き合う方法ってあるのかな?
  • 完璧じゃないとダメな空気に耐えられない

 

今回は、こんな悩みについて考えてみました。

完璧主義な人が周りにも完璧を求め始めると、『自己満足』だと思われてしまいます。

そもそも、世の中全体が『完璧主義』になっているので、完璧を目指す人が増えているのかもしれません。

生きづらい世の中だからこそ、今後のためにも対処法を身につけましょう!

 

自分が完璧主義になっていたとき

仕事で完璧主義な上司がいたとき

完璧主義に悩んでいる人に相談されたとき

の経験をもとに、原因と付き合い方をまとめましたので、参考にしてもらえると嬉しいです。

 

完璧主義が『自己満』だと思われてしまう理由

  • 他人の問題まで介入してしまうから
  • 全体のハードルを上げてしまうから

 

他人の問題まで介入してしまうから

境界線がハッキリしていて、自分のことだけ完璧にこなす完璧主義さんもいます。

でも、『自己満足』と思われてしまう完璧主義さんは、他人のことまで完璧を追求しようとする傾向にあるんです。

 

頼ってきた人の力になろうとするのではなく、頼んでもいない人の問題にまで関わろうとしてしまいます。

 

たとえば…

痩せたいけど痩せられない友達に、求められていないのにストイックなアドバイスをしてしまう。

そして後日、実行していないことがわかると相手に幻滅する。

 

おせっかい&価値観の押しつけが同時に発動してしまうんですね。

誰も求めていないのに、自分の理想をぶつけて振り回してしまう行動は、『自己満足』と言われてしまいます。

 

 

全体のハードルを上げてしまうから

完璧主義な人にとって、完璧な対応をするのは当たり前。

+αでの提案やフォローにも力を注ぎます。

誰かの役に立とうとする姿勢は、見習いたい一面ですが…!

 

でも、仕事などチームで動いている場合、その意識の高さが周りの人を疲れさせてしまいます

本来、仕事はやるべきことをやるだけでも充分。

+αで動くかは、本人の意思で決めるもので義務ではありません。

 

それなのに、チーム内に完璧主義な人がいると、どうしても比較されてしまいます

「あの人ならここまで対応してくれるのに、あなたはなんでやらないの?」

完璧主義な人の+αが基準になり、周囲まで必要以上に頑張らないといけないことに…

 

チームの成績を褒められても、喜んでいるのは完璧主義な人だけで、周りはすっかり疲弊している…なんてことも。

会社にとって、自発的に動いてくれる人は便利なので、評価されやすいでしょう。

 

完璧主義な人としては、周りに迷惑がられても、

「やりたくてやっているだけなのに…」と、納得いかないかもしれません。

 

でも、周りの人にとっては、完璧主義さんの影響で課題が増えるだけなので、『自己満足』だと言われてしまいます

 

▼私も完璧主義かも…と思ったら、ちょっとリラックスする考え方を身につけましょ。

 

 

 

世の中全体が『完璧主義』になっている

そもそもどうして『自己満足だと思われてしまう完璧主義な人』が存在するのか?

考えてみると、社会全体の雰囲気が生み出した価値観が原因だと思うんです。

 

他国のことはわかりませんが、日本社会はあらゆる場面で『完璧』を求めがち。

もちろん、よりよくすることは大切だけど、生きづらさを加速させているのも事実ですよね…。

 

個人的に、「求めすぎじゃない?」と思うことをまとめました。

 

  • 公共交通機関の時刻表ピッタリ問題
  • 『おもてなし精神』の呪縛

 

公共交通機関の時刻表ピッタリ問題

たとえば、公共交通機関の時刻表ピッタリ問題。笑

私自身、よく利用する地下鉄が3分くらい遅れていたら、

「あれ…?」と、遅延情報を調べてしまう気がします。

 

たった3分でもう不安になるんだから、思いっきり『完璧な状態』に依存しています。

中には、たった数分の遅延でも怒ってしまう人が結構いるんですよね。

 

こんな風に、完璧を求められる社会で生きると、他者に厳しくなってしまう。

心にゆとりを持てない人が増えているせいなのかもしれません

 

実際には、いいことも悪いことも慣れて受け入れられるようになるのが人間。

 

不便にも慣れる

※もちろん不便にはなるけども。

 

 

『おもてなし精神』の呪縛

数年前に話題になった『おもてなし精神』も、拍車をかけてしまったのかも。

 

本当におもてなしをしたくてサービスを提供しているなら素晴らしいことです。

でも、マニュアル化されてやっているだけなら、仕事に求める水準が過剰に高いだけだといえます

コンビニ店員にまで笑顔の接客を求めるのは、酷なことじゃありませんか?

 

もちろん、手を抜くのがいいとは思いません。

高い水準を設けているわりに『やって当然』とされている世の中に疑問が湧くんです。

 

どこまでも完璧を目指しつづけるのは、やりたい人だけがやればいいこと。

それなのに、モチベーションすら義務化している世の中に違和感を覚えますね。

 

『自己満足だと思われてしまう完璧主義な人』も『その周りにいる人』も、完璧を義務化する世の中の被害者ではないでしょうか。

 

社会が求めるからこそ、

「完璧であることが正しいことなんだ!」

流されてしまう人が、完璧主義に陥りやすいのかもしれません。

 

▼『ダメ』な部分があるからこそ、他人にも社会にも優しくなれるかも。

 

 

 

もし完璧主義さんに出会ったら、どう対処する?

  • 相手が変わってくれることを期待しない
  • 自分の意思を伝えて貫く
  • 「なぜその行動をとるのか」を自問自答する

 

相手が変わってくれることを期待しない

自分を変えるのは、努力次第でどうにでもなります。

でも、自分の力で自分以外の人を変えることはできません

そして、多くの人は『今よりもっと〇〇になりたい』と望みはするものの、行動を起こさないのが現実です。

 

なので、「いつか変わってくれるかも…」

と、期待すればするほど、あなたの心は辛くなってしまうはず…。悲しいけど。

 

今のまま変わらないことを前提に、ストレスの少ない距離まで離れる工夫をしてみるのがおすすめです。

相手を気にしていても永遠に解決しないので、自分の行動を変えることにフォーカスしましょう。

 

 

自分の意思を伝えて貫く

完璧主義な人は、あなたを悩ませている原因が自分にあるとは思っていません。

そのため、あなたから意思を伝えて理解してもらう必要があります

 

仕事でも家庭でも、友人関係でも

「私のやるべき仕事はここまで、それ以上は責任を負えません」

「家族だからといって、ここまで干渉されるのは苦痛」

など、自分の考えを伝えてみてください。

 

ちなみに、勇気がない…って人は、

相手を否定しない→NG:あなたが〇〇するから悲しい

主語を自分にする→OK:私は△△されると悲しい

これを意識するだけで、伝えやすくなりますよ。

相手も「批判された!」ではなく「そういう考えの人なのか…」と歩み寄りやすいのです。

 

話してみると相手の本音も知ることができて、解決策を見つけるきっかけにできますよ。

もし、わかり合えなかったとしても、意思を伝えることが第一歩

堂々としていればOK!

 

 

「なぜその行動をとるのか」を自問自答する

完璧主義な人と一緒にいると、疲れてしまうのはなぜか?

自分自身も、『自分の意思』と『他人の意思』との整理がつかなくなってくるからです。

 

価値観って伝染することが多々あります。

痩せてる人といると痩せやすくなるのは、行動の選択が似てくるから。

同じように、自分事と他人事の境界線があいまいな完璧主義な人と一緒にいると、どんどん浸食されてしまいます。

結果、自分の現在地がわからなくなり、疲れてしまうんですね。

 

なので、何をするにも、

今、この行動をするのは、自分がしたいと思ったから?誰かに言われたから?

と、自問自答する習慣をつけましょう。

これだけで、完璧主義な人に言われるがまま動く日常から、抜け出しやすくなります

 

▼他人よりも自分はどうしたいのか?に集中すると、生きるのが少しだけラクに。

 

 

 

生きづらい世の中だからこそ、巻き込まれない対策を!

完璧主義な人にもいろいろなパターンがあります。

自覚していない人、している人、したうえで変わりたい人、変える気がない人…

 

自分のことにはなかなか気づけないので、周りがうまく付き合う方法を身につけて対処するほうがスムーズです。

 

そして、完璧でなければならない空気感を、社会全体が出してしまっています

この空気に流されてしまった、受け入れざるをえなかった人が、自己満足な完璧主義と思われているのかも…。

 

そう考えると、完璧主義な人は不憫なのかもしれません

もし、完璧主義な人に振り回されて困っているなら、対処法を試してみてくださいね。

  • この記事を書いた人
(仮)Mikazuki

みかづき

30代|在宅ワーカー|HSS型HSP|ENFP|パラレルワーカーを目指してハートとスキルを磨くアラサー|仕事もプライベートも自分軸を大切にする生き方|器用に生きられない・もっと楽に生きたい人へ向けて、不器用でも楽しく生きる方法をシェアしています。

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