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HSS型HSPの人が自分のやる気スイッチに振り回されず生きる方法【実体験】

2023年7月11日

HSSHSPやる気スイッチ問題

 

  • やる気の波が大きすぎて疲れる
  • HSS型HSPの特性とうまく付き合いたい
  • 疲れにくくなるための対策を知りたい

 

今回は、こんな悩みについて考えてみました。

HSS型HSPさんは『刺激が苦手なのに刺激を求める』性質を持っています。

私自身もHSS型HSP気質を持っていて、自分の中にある矛盾に振り回されがち

でも、切り替えをコントロールできるようになれば、超快適に生きられるんです!

 

HSS型HSPの特徴とは?

  • HSPの特徴
  • HSS型HSPの特徴

 

HSPの特徴

HSPとは、ハイリー・センシティブ・パーソンの略称です。

感受性が強く、敏感・繊細な気質をもった人

という意味で、5人に1人がこの気質を生まれつき持っていると考えられています。

 

HSPの特徴は、主に以下の4つです。

HSPの特徴『DOES』

  • D:深くじっくり考える(Depth of processing)
  • O:刺激に敏感で疲れやすい(Overstimulated)
  • E:共感力が高く、影響を受けやすい(Empathy and emotional responsiveness)
  • S:些細なことに鋭く反応する(Sensitivity to Subtleties)

 

HSPは1996年にアメリカの精神分析医・心理学者によって提唱されました。

近頃では『繊細さん』と呼ばれていたり、書籍が出版されていたりして広く知られ始めていますよね。

 

 

HSS型HSPの特徴

HSS型HSPとは、HSPの特徴を持ちながら、『好奇心旺盛な一面』を加えた人のことをいいます。

 

つまり、どんな人かというと…

刺激に敏感で疲れやすい(HSP)

けど、刺激を求めて行動する(HSS)

そうです。

「…ん?結局どっちなの?」と、矛盾を感じますよね?

これこそがHSS型HSPの人の特徴なんです。

 

HSP気質を持っていると、ちょっとした刺激も敏感にキャッチしてしまうため、刺激だらけで疲れやすくなります。

それなのに、HSS型HSPの人は、自ら刺激を受けに行ってしまうんですね!

…いや何やってんだ。って、自分に呆れるときありませんか?

私はいつもそんなコント状態です。笑

 

矛盾を抱えたHSS型HSPの人は、スイッチの切り替わりが激しめで、自分自身も振り回されがちです

好奇心旺盛な『やる気スイッチON期』と、体力限界モードになる『やる気スイッチOFF期』が交互に来ると、ぐったりしますよね。

 

次の章では、私の実体験をもとに、それぞれの期間に起きやすいことをまとめました。

 

▼HSPについてもっと知りたい人はこちらをどうぞ!

 

 

 

スイッチON・OFF期|HSS型HSPさんに起きること【実体験】

  • スイッチON|好奇心爆発キラキラ期
  • スイッチOFF|思考回路ショート寸前期

 

スイッチON|好奇心爆発キラキラ期

スイッチがONになっているときのHSS型HSPさんは、毎日全力120%出し切りで生きています

100%でも足りないくらいの勢いなので、120%と表現させてください。笑

 

刺激を求めて『自分がまだ知らない新しい何か』に対して、積極的に関わろうと行動します。

HSS型HSPさん【ON期】

  • 新しいことを始めたい気持ちが溢れる
  • 興味を持ったらとりあえずやってみる
  • メイクもオシャレも楽しみたい
  • 知らない場所・人・経験に出会いたい
  • よくしゃべる
  • 気になることすべてに全力を注ぎたい
  • 予定がいっぱいでも『ワクワク』が勝つ

 

たとえHSP気質を持っていなかったとしても、毎日この状態だと、さすがに疲れそうですよね。

私の場合、スイッチON期は、こんな風に「何でも吸収したい!」と行動的になります

でも、毎日が新鮮で楽しいんです!笑

 

 

スイッチOFF|思考回路ショート寸前期

スイッチがOFFになっているときのHSS型HSPさんは、

「あの…先日までの眩しい人はどちらへ?」

と聞きたくなるくらい、毎日静か~に省エネモードで生活します

 

HSS型HSPさん【OFF期】

  • やってみた!けどなんか違う?(飽きた?)
  • 1人の時間がほしい
  • 外でワイワイより家で静かに過ごしたい
  • ひたすら眠ってダラダラする日、最高
  • インドアな趣味に熱中する
  • スケジュールはまっさらにしておきたい
  • メイクもオシャレも研究するのは休憩
  • 新たな出会いはいったんストップ

スイッチON期、浴びるように吸収した刺激をゆっくりと整理整頓

ぎゅうぎゅうに詰め込んだ荷物を、いったんすべて出して、片づけていくイメージに近いです。

 

これは個人的感覚ですが、ON期が長ければ長いほど、比例するようにOFF期も長くなる気がします。

振り返ると、月単位で切り替わるときもあれば、年単位のときもありました。

 

そして思ったんです。

ON期は、出会いや発見があるけど自分を見失いがち

OFF期は、自己理解は深まるけど視野が狭くなりがち

 

この2つをバランスよくコントロールできれば、超快適に生きていけるのかも!と。

そんなわけで、次の章では、スイッチON期・OFF期に振り回されないコツを考えてみました。

 

 

 

スイッチON・OFFに振り回されないコツ

  • 「本当の自分はどっち?」と悩まなくていい
  • どこでエネルギー消耗しているのかリサーチする
  • 毎日30分でもリラックスタイムを確保する
  • スイッチOFF期は自分軸作りをする

 

「本当の自分はどっち?」と悩まなくていい

周りの人から見たHSS型HSPさんは、『スイッチON期』の印象が強い傾向にあります。

1人でいるとき、気心知れた相手といるときのほうが『スイッチOFF期』の一面が現れやすいからです。

 

そのため、周りと自分自身での認識にズレが起きやすく、そのギャップに悩まされてしまいます

本当の私ってどっち?

ONでいる時間のほうが長い気がするけど、OFFが素の自分って気もする…

 

悩み出すと「どちらか(たいていはOFF期の自分)を変えないといけない!」と思ってしまいませんか?

でも、ON期もOFF期も本当のあなたなので、変える必要はないんです。

 

HSS型HSPさんは、この問題を深くじっくり考え込んでしまい、悩むだけで体力と時間を消耗します。

コントロールが苦手なだけなので、隠したり否定したりせず受け入れましょう。

 

▼周りに理解されにくくても、自分を大切にするための考え方を紹介しています。

 

 

どこでエネルギー消耗しているのかリサーチする

自分自身がどんなことにエネルギーを使っているか、観察してみてください。

  1. やりたくてやっていること
  2. やりたくないけどやっていること

この2つでは、エネルギーの消耗の仕方が違ってきます。

 

やりたくてやっているなら、疲労感があっても同時に達成感も得られます。

でも、やりたくないけどやっているなら、意思に反しているので、疲労感だけが蓄積されていくのです。

 

HSS型HSPさんは、そもそも疲れやすいのが特徴。

自分を疲れさせてしまう何かがあると、ONとOFFの切り替わりは激しくなって、より振り回されやすくなります。

 

私の疲れは、組織が苦手なのに組織で働いていることが原因でした。

かといって、『すぐに退職または独立する=金銭面・スキル面で不可能』だったので、在宅勤務に変更したんです。

結果、疲れにくくなって、本来やりたいことに時間と体力を回せるようになりました

疲れの原因がわかったら、取り除く、もしくは減らしていく方法を考えましょう。

 

▼『毎日当たり前にしていること』が、実は消耗させているかもしれません。

 

 

毎日30分でもリラックスタイムを確保する

スイッチがONからOFFに切り替わるのは、たくさんの刺激を処理しきれなくなったとき。

だから、

その日の刺激はその日のうちに!

毎日30分でもいいので、自分だけのためのリラックスタイムを作りましょう。

仕事や家事を済ませて寝るまでの間、忙しくても頑張って30分作ってみてください!

 

なんでも常に循環させることを意識すれば、バランスを大きく崩すことなく過ごせます。

今日どんなことがあって何を感じたか、当日中に整理しましょう。

おすすめは、SNSチェックの時間を減らして、日記をつける時間にあてること

HSS型HSPさんは情報が集まりすぎて疲れてしまいます。

 

  1. SNSでインプットする時間を10分減らす
  2. 日記でアウトプットする時間を10分作る

このくらいから始めればOK!

毎日ただ気持ちを整理するだけでも、情報の渋滞が起きにくくなるんです。

 

また、書き出すことで自分の状態を客観視しやすくなります。

そろそろ疲れてきてるな…と気づいたら、強制的にOFF期のスイッチが入る前に、自分から刺激と距離を置いてみましょう。

 

▼自分を癒すためにできるちょっとしたことを集めました!

 

 

スイッチOFF期は自分軸作りをする

スイッチがOFFに切り替わったときは、ひたすら低刺激で生きましょう。

頑張りまくりのON期を走り抜けた結果が、まったりなOFF期につながるので、

『こんなボーっとしてていいのかな?』と、焦らなくて大丈夫。

 

OFF期になると、本来持っているHSP気質を発揮するチャンスがやってきます

  1. ON期に収集した情報をひとつずつ整理する
  2. 必要な情報、不要な情報を取捨選択する
  3. 必要な情報についての理解を深める

こうして、重要なことだけと向き合う時間にしましょう。

 

HSP気質を持つ人は、共感力が高く影響を受けやすいため、どの情報もキャッチしてしまいます。

よくも悪くも「ふーん」「へー」と、テキトーに受け流せないんですね。

 

でも、落ち着いて考えると、

「この情報は私には必要ないな」と、気づけることもあるはず。

取捨選択を繰り返していくことで、自分軸がハッキリしてきて、たくさんの情報に振り回されにくくなります

 

▼自分軸を持つと悩みが自然と減っていきます。

 

 

 

特性は変えないまま、慣れて活かせばOK!

HSP気質はなかなか理解されにくく、社会生活ではストレスを抱えやすいと思います。

そのうえ、自分自身でもONとOFFに振り回されるので、軽くパニック状態です。

 

私自身、本当に本当に毎日憂鬱でした。

でも、持っている気質は変えるというより活かしたほうが早いかもしれません。

 

HSS型HSPの人も、そうではないけどON・OFFの切り替えに振り回されがちの人も、

今回提案した振り回されないコツを参考に、今よりラクな気持ちで生きてくれると嬉しいです!

  • この記事を書いた人
(仮)Mikazuki

みかづき

30代|在宅ワーカー|HSS型HSP|ENFP|パラレルワーカーを目指してハートとスキルを磨くアラサー|仕事もプライベートも自分軸を大切にする生き方|器用に生きられない・もっと楽に生きたい人へ向けて、不器用でも楽しく生きる方法をシェアしています。

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