生きていくうえで『逃げる』や『休む』というカードは常に持っておいたほうがいい!
そして、使い慣れておくほうがいい!
そう思うわけです。
ネガティブな印象をもたれがちな『逃げる』『休む』という行動だけど、そんなによくないことかな?
ポジティブな面を認めて取り入れて生きるほうが楽しく生きられる気がしています。
ということで今回は、逃げること・休むことへのとらえ方についてわたしなりの考えをまとめました。
『逃げる』『休む』への罪悪感
- 逃げるな立ち止まるな論
- 確実なデメリットが見当たらない
逃げるな立ち止まるな論
なんでかわからないけど、こびりついちゃってる人が多いよね。
「逃げちゃダメ!」
「休めない…頑張らなきゃ!」
この価値観が邪魔をして、逃げたり休んだりしようとする自分に罪悪感を覚えることってありません?
わたしはこないだひさしぶりに感じました。(昔はいっつも感じてた)
最近ずっと気分よく働けていなくて、基本「…はあ。」みたいな状態だったんだけど、ある日、
もうやだ( ◠‿◠ )キョウハハタラカナイ
ってスイッチが入った瞬間があってすぐ早退したの。
おかげで気分は軽くなったけど、PCを閉じたときにチクっと罪悪感が。
「その日の気分で早退する自分」を受け入れていいのかな、そんなことしてもいいのかな…って不安になっていることに気づいたんです。
心の奥底に「人生において逃げたり休もうとしたりするのは悪いこと」って考えがまだ根づいていたんだな~手強い。
…けど本当にそうなの?逃げたり止まったりしちゃいけない?
当たり前のように信じられていることを疑ってみるの会、開催です。(いつものクセ)
確実なデメリットが見当たらない
逃げちゃいけない理由、休んじゃいけない理由って何?
個人的には時と場合によって本人が決めればいいことだと思ってるから、やっぱり逃げても休んでもいいよね。
ちなみに、わたしの心の中の優等生ちゃんが逃げちゃダメ!休んじゃダメ!ってささやいてくる理由は…
- 逃げグセがついちゃうよ
- 怠惰な人になっちゃうよ
- みんなは逃げてないよ
- 休んじゃうともったいないよ
こんな感じかな。(実際、他者に言われたこともあった気がする)
どれも不安をあおられる感覚があるけど、冷静に考えると説得力に欠けるんですよね。
だってね、そもそも楽しいことやしっくりくることに対しては「逃げたい休みたい」なんて感じないはずで。
嫌なことやしっくりこないことだから思うわけでしょ?
てことは、逃げたい休みたいと感じるものから逃げずに無理して向き合う努力よりも、自分にとって快適なものに出会おうとする努力のほうが優先順位高くない?
あえてしんどい道を選ばせようとするのがよくわからないのよね。
それに、みんなは逃げてないからあなたも逃げちゃダメだよ論なんてもう…怖すぎる!
あの子もその子も苦しいんだからあなたも苦しまなきゃねってこと?
この価値観も学生の頃から植え付けられているよね。
そして親や周りの大人たちもその概念のもと育った人間だから、こどもたちに『逃げない休まない』の精神を無意識に継承しちゃうんじゃないかな。
同調圧力強めな社会ではなぜか正当化されてしまってなぜか受け入れてしまうからさ、まじめに向き合うほどしんどいわけです。
逃げても休んでもいい
- 可能性を広げてくれる
- それでも『逃げない』を選ぶとき
可能性を広げてくれる
逃げたり休んだりすると、その期間、人生は何も進まない(もっというと衰退していく)気がしちゃいませんか?
過去のわたしはそう思い込んでいて、前進し続けなきゃ!っていつも焦ってました。
でも、いったん立ち止まるからこそ気づけること、逃げて距離を取るからこそ見えてくることってたくさんあるんですよね。
「逃げたい」「休みたい」って感じてる時点で心の健康度が下がってきているはずで。
てことは判断力も鈍っていたりするわけです。
そんな状態で進み続ける、耐え続ける…なんてそっちのほうがよっぽど危険。
エネルギーをチャージして元気な自分に戻すのが第一です。
元気になると、今まで見落としていた新たな可能性に気づきやすくなります。
これがすっごく有益。
回復してまた動き出すと、慣れるまで一瞬しんどくなることはあります。
けど、逃げずに休まずに頑張ってじわじわと長~くしんどさが続く日々よりはずっといいと思う派なわたし。
それでも『逃げない』を選ぶとき
「逃げたい」「休みたい」って気持ちを分解したとき、しんどい、苦しい、悲しい…が強いなら積極的に逃げる・休むを選択しましょう。
英気を養ってからまた考えてみればよし。
もし、「勇気が出なくて怖いから」って気持ちが強いなら、そのときは逃げないで向き合ってみる価値ありです。
勇気が出ないのは『難しいこと』をやろうとしてるから。
ハードルをどんどん下げて、今の自分でも難しいと感じないレベルのことから始めてみると怖さは和らぐはずです。
生き方に他者評価を求めない
逃げるな休むな向き合え!って、もう正直ね、響きがなんとなくかっこいいだけだと思う。
少年漫画とかで主人公が言ってそうじゃない?
漫画やドラマ、映画は山あり谷ありのほうがインパクトがあって飽きがこないから、試練とか苦難とかどんどん押し寄せてくるのがおもしろいのかも。
けど、わたしたちの人生は第三者に評価されるものではないよね。
自分自身がどう感じるか?がすべて。
だから、あえてしんどい道を選んで見せ場を作ったりしなくていいと思うの。
作りたければ作ってその瞬間も楽しめばいいけど。
今の時代、さすがに真正面から「逃げるな!」的ゴリゴリ根性論からは遠ざかってきているだろうけど、抜け出しきれていない感じはします。
わたしは甘くて楽しくて穏やかな人生を歩みたいです。
他人から見てしんどそうな人生だとしても、そういう評価はどうでもよくて。
好きなことやりたいことベースで満たされながら生きることでその人の人生が始まると思う。