- ADM治療を始めたいけど、痛みやダウンタイムが心配
- そもそもADMってどんなシミ?
- 治療を始める前に気をつけたらいいことは?
こういった悩みを抱えている方へ向けて、わたしが体験したADM治療(レーザー1回目)の様子をレポートしていきます。
わたしは『Qスイッチアレキサンドライトレーザー』で保険適用治療を受けています。
レーザー治療に不安を感じている人の参考になれば嬉しいです!
▼2回目のADM治療レポ
▼治療2回で中断して1年経過レポ
Contents
ADMって何?|原因や特徴を解説
そもそもADMとは一体何者なのでしょうか?以下では、基本的な情報をまとめました。
- ADMって何?原因や正式名称について
- ADMの特徴・ほかのシミとの違い
- ADMかも?セルフチェックリスト
ADMって何?原因や正式名称について
ADMは「後天性真皮メラノサイトーシス」「遅発性太田母斑」などと呼ばれるシミの一種です。
一般的なシミ(老人性色素斑、肝斑など)よりも、皮膚の深い層に発生することからアザに分類される場合もあります。
遺伝やホルモンバランスによる影響という説もありますが、はっきりとした原因は判明していません。
ADMについてネットで調べてみても、クリニックによって定義があいまい。
しっかりと解明されていないものなんですね。
ADMの特徴・ほかのシミとの違い
ADMは、ほかのシミと判別しにくいといわれていますが、以下の特徴をもっています。
ADMの特徴
- 発症時期は20歳前後が多い
- グレーがかった色をしている
- 目の下や頬、鼻周りに左右対称に現れる
そばかすは幼少期、老人性色素斑・肝斑は30歳前後で現れるといわれています。
どちらとも違う時期に現れた場合は、ADMの存在を思い浮かべましょう。
ただし、老人性色素斑や肝斑と混ざって発症していることもあったり…こんな感じで複雑なので、なかなか判別しにくい。
ADMかも?セルフチェックリスト
個人的に「自分のシミがADMなのではないか?」と疑うきっかけになったポイントをまとめました。
もしかしたらADMかも…?と感じている方はチェックにしてみてくださいね。
セルフチェックリスト
- すっぴんのときは茶系、メイクするとグレー系に変化して見える
- コンシーラーで隠すと余計に目立つ
- 日焼けしやすい生活を送っていないのに発症している
- 20代前半には(すごーく薄くても)現れていた
- ほかのシミ(老人性色素斑・そばかす・肝斑など)の特徴と一致しない
中でも、わたしが確信をもつきっかけになったのは『コンシーラーを使ったら余計に目立つ』点です。
コンシーラーがなじみにくい人は、ADMを疑ってみてもいいかも。
ほかのシミなら、肌のトーンに合うコンシーラーを選べば隠れるはず。
なので、ADM特有とも言えるわかりやすいポイント!
ADM治療|レーザー1回目の経過レポ【写真つき】
ADM治療レーザー1回目の経過を、以下の期間ごとにまとめました。
- ADM治療前の肌状態について
- ADM治療当日の流れ・レーザーの痛み
- ADM治療2日目以降の経過
▼2回目のADM治療についてもレポートしているので、気になる人はチェックしてみてくださいね。
【レーザー2回目】ADMシミ治療(保険適用)|経過写真付きレポ
ADM治療前の肌状態
ADMの存在に気づいたときから10年以上経過し、レーザー治療を受ける前日の肌状態です。
ADMに気づくまで
- 19~20歳:目の下のシミに気づきショックを受ける
- 25~27歳:目立ち始めて気になるが、どのシミとも症状が一致せず治療保留
- 31歳:ADMの存在を知り、自分のシミがADMだと気づく
- 32歳:ADMの診断を受けて、レーザー治療開始
これまでにシミに関する施術・治療は受けた経験はありません。
室内でも日焼け対策をして、美白化粧品を使用する程度でした。
『ADM』の存在自体があまり知られていないので、きっとシミだと思って悩んでいる人は多いはず…!
ADM治療当日の流れ・レーザーの痛み
当日の流れは以下の通りで、クリニック到着~薬局を出るまでの所要時間は2時間ほど。
- 受付後、メイクを落とす
- 麻酔クリーム塗布
- レーザー照射
- 保護テープを貼ってもらう
- 薬局で薬を受け取る
レーザー照射の所要時間は10~15分ほどでした。
「痛すぎて辛かった」というレポートを多く見かけたので不安でしたが、使用レーザーや痛みへの耐性によって個人差があるんですね。
わたしの場合、パチパチッと弾かれるような刺激があったものの、痛みはほぼ感じませんでした。
ちなみに…麻酔が効くまでの仰向け待機時間が20分くらいはあったので、仰向けでもできる暇つぶしグッズがあると便利かも!
照射直後の頬は赤く腫れてジンジンと熱を持っていました。
でも、数時間後にはその感覚も落ち着いて、いつも通りストレスなく過ごせました。
参考
- 使用レーザー:Qスイッチアレキサンドライトレーザー(病院指定)
- 費用:約10,000円/回(保険適用)
- 麻酔クリームのみ、局所麻酔追加なし
※朝まで保護テープを剥がさないよう指示があったので、レーザー当日の写真はなし
ADM治療2日目以降の経過
ここからは、レーザー照射後にADMがどのように変化していくか写真でチェックしていきます。
※写真の仕上がりによる影響を最小限に抑えるために、【無加工】【自然光】【同じ時間帯】で撮影。
ADM治療2日目
レーザー照射翌日なので、照射部分がくっきり色濃く現れています。
既にレーザー照射直後の赤い腫れは落ち着いており、肌に凹凸はない状態です。
わたしの場合、ただれや水泡はできませんでした。
左側にADMが多く存在しているのがわかります。(鼻筋にもあったことに驚きました。)
ADM治療3日目
2日目よりは全体的に色の濃さが落ち着き、特に右側は目立ちにくくなりました。
ADM治療5日目
日ごとに照射部分の色が薄くなっており、5日目には担当医によって経過良好と診断されました。
「いずれかさぶたになって剥がれるよ」と聞かされているのに、それにしても予兆がなさすぎて不安になり始めた頃…。
ADM治療7日目
やっとかさぶたができ始めて、この日からガーゼを貼らずに過ごせるようになりました。
ADM治療11日目
7日目にでき始めていたかさぶたが、徐々に剥がれ落ちてきました。
右側はほぼ全て剥がれ落ち、左側も半分以上は剥がれた印象です。
ADM治療3週間後
レーザー照射から約1ヶ月経過すると、かさぶたも完全に剥がれ落ちており、大きな変化は見えません。
以前よりも目に見えて色が薄くなったという印象もありません。
色素沈着によって一時的にADMが濃く見える『戻りジミ』が起きる人もいるそうですが、わたしは実感しませんでした。
ADM治療1ヶ月半後
1ヶ月以上経過しましたが、治療前と大きな変化は感じられません。
ADMは、最大6ヶ月ほど経過観察しないと変化がわからない場合もあるそうです。
たいていの場合、2~3回のレーザー治療が必要になること聞いていたので、2回目以降の経過に期待!
ADMレーザー治療開始前にやったこと
- 保険適用で治療できるか確認する
- 麻酔とレーザーの種類は事前確認する
- 治療日~3日間は予定調整しておく
保険適用で治療できるか確認する
複数の名称で呼ばれていることからもわかるように、ADMの解釈は各クリニックによってさまざまです。
そもそもADM治療を行っていなかったり、一般的なシミ同様に美容医療として分類されていたりと対応が異なっています。
予算を抑えたい人は、ADMをアザとして保険適用で治療しているクリニックを選びましょう。
わたしは保険適用で治療したかったので、HPに保険適用であることがハッキリ記載されているクリニックを選びました。
ただ、HPを見るだけじゃわからないクリニックが多かった印象です。
基本的には1回で終わる治療ではないので、継続することを前提に費用を考えてみるのがおすすめです。
麻酔とレーザーの種類は事前確認する
保険適用か確認する流れで、麻酔のシステムやレーザーの種類についても相談しておきましょう。
クリニックごとに局所麻酔の料金設定は違っていて、無料で追加できる場合もあります。
痛みには個人差があり予測できないことなので、万が一に備えて事前確認しておくと、追加費用の心配もありません。
また、レーザーの種類によって効果に差が出ることもあるので、希望機器がある方は導入しているかチェックしておくとスムーズです。
わたしの使用したレーザーは『Qスイッチアレキサンドライトレーザー』でした。
レーザーごとの特徴は事前に調べておくと安心です。
治療日~3日間は予定調整しておく
ADM治療では目の下や頬にレーザー照射するため、マスクを着けたとしても治療跡を隠し切れません。
気になる方は、最低でも当日から3日目までの予定は調整しておくのがおすすめです。
どうしても人目に触れるのを避けたい場合は、以下の対策を取り入れてみましょう!
- 透明な保護テープを使って上からメイク
- 仕事は休暇取得or(可能なら)在宅勤務
- プライベートの予定は別日調整
まとめ
ADMは一般的なシミと違い、数ヶ月~数年の時間をかけてレーザーで治療していく必要があります。
正しい診断を受けないと、症状が悪化してしまう可能性も…。
なので、クリニック選びやレーザー選び、費用やスケジュールなど、計画的に治療を進めましょう!
ADM治療に興味がある人や、ADMかもしれないと感じている人の参考にしてもらえると嬉しいです。
2回目以降もレポートしていますので、気になる人はチェックしてみてくださいね!