今回は、ブログの位置づけについて改めて考えてみました。
個人的意見ですが、"稼ぐこと"を目的にしなくてもブログ運営をする価値ありです!
稼ごうとしないからこそ得られるものもあります。
ブログってそもそもは自己満で楽しめるもの、個性を爆発させていいものでしたよね?
この考えを前提に読んでもらえると嬉しいです。
Contents
ブログで稼ぐ?稼がない?
- 稼ぐだけがブログじゃない
- わたしが稼がないブログを運営する理由
稼ぐだけがブログじゃない
「ブログ=稼ぐ」の構図がスタンダードになっている昨今。
もちろん目的のひとつとしてありだと思うけど、「稼ぐ一択!」みたいな意見も目立つのは、個人的に気になるところです。
お金の引力は強力で、どうしても人が集まりやすいから仕方ない。
稼げるかもしれないってわかったら、期待しちゃうよね。(当初、組織苦手人間のわたしにとって魅力的すぎる響きだったし、羨ましい!と思った。)
それに、稼ぐを主軸にブログ運営している人やブログ関連企業は、SEO強者。
Google様の攻略に精通しているから、自然と検索上位に「ブログ=稼ぐ」的記事がズラッと並ぶわけです。
この辺りの仕組みというか広告感?を理解してもらえたら、稼がないブログ運営にも光が当たるんだけどな…というジレンマ。
わたしが稼がないブログを運営する理由
当ブログには、広告機能を導入していません。(2024年5月時点)
わたしの性格的に、はじめから稼げる可能性を1ミリでも作ると、欲に走っちゃって不自然なブログになりそう…と思ったの。
実際、開設当初はどう運営したらいいのかわからず、ノウハウを検索したら"稼ぐためのブログ運営方法"ばかりがヒットするもんだから、だいぶ迷走しました。
嘘っぽさや必死さ…マニュアル通り書いているだけの本人が心から楽しんでいない感じって、文章からでも伝わっちゃうよね?
商品やSEOを意識して、他のブログをリサーチしたり売れるコピーを学んだりしながら書くのって、果たして楽しいのか?
というかそれは"書く"と呼べるのか?
10代のわたしがほんの~り憧れていた『ブログ』ってそういう感じだったっけ?
と、自分に問いかけたとき、答えは"No"でした。
わたしは「稼ぎたい」よりも、「自分の好きなように素直に書きたい」のほうが圧勝しているタイプ。
そう思い切れたとき、じゃあ自由気ままなゆる運営だ!と決定できたわけです。
そして1年が経過していますが、この選択をしてよかった!
あ。ただし、考えが変われば広告機能導入を検討するってことは、一応名言しておきます。
気まぐれなもので(^^)笑
▼原点回帰してみましょ!
『稼がないブログ』から得られたもの
稼がないブログを1年運営してみて得られたものをまとめました。
- 日常への愛
- 自己理解
- 行動力・実現力
- 人とのつながり
1.日常への愛
稼がないブログは、日記やメモ帳のような感覚で自由に書けちゃう。
"取るに足らないこと"も書き残せるんです。
人って、ささいなことから忘れていきます。
ささいなこと…つまりは当たり前だと思っている日常的なこと。
よくも悪くも特別でイレギュラーなことは、感情が大きく反応するから覚えているの。
だけど実は、ただの日常の中に大切な気づきがひっそり眠っていたりするんですよね。
ブログで記録していくうちに、以前よりも日常を大切にできるようになりました。
2.自己理解
稼ぐ主軸のブログは、読み手ありきで「誰かの役に立つわかりやすい記事を書く」が前提です。
でも、稼がないブログは楽しめているならそれだけでOK。
究極を言えば、伝える相手は"自分自身だけ"でもいいから、誰も読んでくれなくても成立するんです。
わたしの場合、扱っているテーマが『心のあり方』『理想の働き方』など、自分の内側に問いかけるような内容が多いからか自己理解が深まりました。
書いている間、ずーーっと自問自答することになるから。
自分との対話が日常化した結果、以前よりも楽しく生きられるようになりました!(ブログ始めてよかった理由No.1かもしれない)
3.行動力・実現力
自己理解が深まるのと同時に、行動力や継続力、実現力が育ちました。
どの力も「自分のために書くこと」が条件だから、稼がないブログと相性がいいなぁと。
行動力や実現力を育てられた理由を掘り下げると、この2つがポイントでした。
- 宣言がいいプレッシャーになる
- いつも意識するからその気になる
1つめは、ダイエット宣言と似たようなもの。
ブログに書いたことが宣言になって、怠け者な自分をちょっとだけ追い込める。
「うわ、言っちゃった!ならやらなきゃ…」と半ば憂鬱な気持ちからのスタートでも、結局行動しちゃえば何かは生まれるよね。
2つめは、自己理解の延長線上にある感じです。
書きながら「で、どうしたいの?」っていつも自分に問いかけるクセがつくと、何かしらの回答を用意したくなる。
回答を用意するためには、行動して身をもって体験(実験)するしかなくなるの。
4.人とのつながり
読者さんからメッセージをいただけたときに「ブログ始めてよかった~!」と心から思うんです。
もちろん、稼ぐ稼がない関係なく、ブログを通して人とのつながりは生まれるでしょう。
でも、SEOもトレンドもまるっとスルーして運営している『隠れ家的ブログ』(と思ってやってます笑)にたどり着いてくれる人ってご縁を感じるし、すっごくレアじゃない?
その上、読んで感じたことをメッセージとして送ってくれるなんてすごく嬉しい。
人が集まればいいってもんじゃなくて、どんな人が出会ってくれるかに価値を感じます。
(わたしは誰でもウェルカムできるような器の大きさじゃないので、万人受けはむしろ恐怖感です。)
だから、稼ぐためのSEOやSNS発信を控えて、静か~に存在しているのが心地よかったり。
これからもゆる~く運営する
てわけで、稼がないブログも価値があるし楽しいよ!のお話でした。
ちなみに、誤解のないように述べておくけど、ブログで稼ぐことを否定しているわけではないの。
マーケティングやSNS活用法、他ブロガーとの出会い…稼ごうとするからこその学びだってたくさんあるはずだし、稼げたら人生ガラッと変わるかも。
ただ、稼ぐことを脇に置いたとしてもブログって魅力的なものだよと、改めて知ってほしいな。
世の中的にブログ=稼ぐの認識が強くなって以降、ブログ運営のハードルが高くなっている気もするから。
ただ楽しめばいいものって価値観が薄れてるのが悲しい。
とまあ長々と書き綴りましたが、この記事もSEOを気にしておりません。
インターネットの奥深くに眠っているこの記事を発掘してくれてた人にとって、ブログに関する悩みを軽くする助けになれたら…。
そしてブログ運営を楽しんでくれたら嬉しいなぁと願っています。