頑張りすぎちゃう人って、ガソリンが切れる寸前でやっと頑張りすぎてたことに気づくんだよね。
以前のわたしがそうだった。
『適度に頑張る』が理想的。
それはわかってる…けど、その"適度"がわからないから頑張りすぎちゃうの!!って感じかな?と。
(レシピの"適量"が料理初心者を悩ませるのと同じように)
なので今回は、そもそも『頑張る』という言葉を使わない習慣作りから始めてみるのはどうでしょう?というご提案。
『頑張る』と距離をとることで、自分との対話がしやすくなって、肩の力を抜いて生きられるようになります。
頑張りすぎちゃうあなたへ
- 言葉の力で誘導されている?
- 『頑張る』という言葉の意味
- 理解するために封印する
言葉の力で誘導されている?
とりあえずの感覚で『頑張る』って言葉を使ってませんか?
楽しいときや苦しいとき、便利すぎてどんなシーンでも使えちゃう。
だから、毎日のように使って口癖になっている人も多いと思うんです。
でね、『言霊』ってやっぱりあるもので、言葉として発するだけでその通りになっていく。
発した言葉に意識が向いて誘導されていくのかな?と、個人的には考えてます。
たとえば、こんな風に。
- お腹空いた→空腹感が増す
- ムカつく!→その出来事や相手のことを思い出してムカムカが増す
同じように、『頑張る』という言葉を発することで、『頑張る自分ルート』に自ら誘導されていくことになります。
結果、ますます頑張って頑張りすぎちゃって気絶寸前。
『頑張る』という言葉の意味
『頑張る』の意味を辞書で調べてみました。
- 困難にめげないで我慢してやり抜く。
- 自分の考え・意志をどこまでも通そうとする。我を張る。
- ある場所を占めて動かないでいる。
こういう意味なんだって。
てことは、「頑張ります」とか「頑張ろう」を毎日のように発してる人って、「毎日めげずに我慢してやり抜こう!」って唱えていることになるよね。
もちろん、人生には「今こそふんばりどき!」みたいな瞬間もあって、そういうときにはピッタリな言葉かも。
でも、それはここぞというときだけの話で、毎日忍耐はイヤだよね?
てわけで、本来の意味から考えると、『頑張る』は極力使わず生きるのが理想的じゃない?
理解するために封印する
『頑張る』という言葉が便利なのは、あいまいだから。
あいまいな表現に依存していると、自分の本当の気持ちへの理解もあいまいになっていくんです。
たとえば趣味のゲームをするとき、「クリアまで頑張る!(ワクワク)」と言う。
好きでもない仕事をするときも「資料完成まで頑張る!(しんど…)」と言う。
本当は違う意味を持っているのに、どちらも同じ『頑張る』という言葉を使ってしまう。
だから、"やりたくてやってること"と"やりたくないけどやってること"の区別がつかなくなっていくの。
本当に大切なのは『かっこの中の感情(ワクワクやしんどい)を表現すること』です。
あいまいな『頑張る』を理解するためには、離れて観察してみることが大切。
なので、『頑張る』を封印してみよう!
▼やみくもに頑張る=正義と思ってない?
『頑張る』の言い換えチャレンジ
便利であいまいな言葉『頑張る』に頼りたくなったら、いったんストップ。
もっと適した表現があるはずだから、少し掘り下げて言い換えてみましょう。
『頑張る』の一歩先にある言葉を探すうちに、自分への理解が深まって、頑張りすぎを未然に防げるようになります。
たとえば、「週末まで頑張ろう!」を言い換えるとしたら?
- 楽しもう
- 工夫しよう
- 勇気を出そう
- 乗り切ろう
- 耐え抜こう
- 少しムリしよう
こんな感じで、思いつくだけ言い換え表現をポンポン出していきます。
(考えることが大切だから、正しいかどうかは気にせず、ひとまず羅列しちゃってくださいね。)
言い換え表現の中から、今の自分の感覚的にしっくりくる表現を探してみてください。
- 本来の『頑張る』の意味を理解した上で、正しく使えていますか?
- 本当に頑張る必要がありそうですか?
- 本当のところどう思ってますか?
掘り下げた表現を探す習慣をつけると、自分の本音が見えるようになります。
『頑張る』で茶をにごさない
『頑張る』の意味を理解せずに多用すると、自分の感情がマヒしていきます。
多用しちゃう原因は、頑張る=正義、いいこと、エライ!みたいな謎のポジティブイメージがついちゃっているのも一つかなと。
なんとなく「頑張ります」って言っておけば、丸く収まる雰囲気があるもんね。
けど、思っていないことは言わないほうがいいよね。
だから、『頑張る』の意味を理解できていないうちに使わないほうがいい。
都合のいい『頑張る』で茶を濁すのをやめて、頑張ってしまう自分とはゆっくり距離を置きましょ~
まずは言わない使わないの意識からです。