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自己受容の話|心の膿を出し切ることから始める

心の膿を出し切ろう

 

素敵になりたい、理想の自分に少しでも近づきたい、自分を変えたい。

こういう成長意欲を持ってる人ってもうすでに素敵だよね。

けど、本人はなかなかそうは思えない。

なぜかというと、そのままの自分を認めてあげられていないから。

 

なりたい自分を目指すのもいいけど、どんな自分も抱きしめてあげられるようになるのが先です。

今回は自己受容についてのお話。

 

成長意欲が高くてしっかりとした理想を掲げていて…まじめに一生懸命やってるけど、自分のダメなところばかりが気になっていつまでも満たされない。

そんな状態から抜け出すきっかけにしてもらえたら嬉しいです。

 

 

ポジティブの義務化をやめる

日頃から「ポジティブでいなきゃ!前向きハッピーわくわく!」って、自分自身にポジティブを強要してませんか?

これ続けるとめちゃくちゃしんどいというか…むしろより苦しくなっていくんです。

 

『ポジティブ』そのものは素敵だけど義務化しちゃうと話が変わるの。

「ポジティブでいなければいけない・・・・・・・・・」っていう考え方がもう不自然でポジティブと言えないもんね。

この強い圧力によって、自分の本当の気持ちが心の奥に押し込められてしまうんです。

 

わたしは20代ほぼずーーっと、このポジティブの義務化をやっちゃった。

さながら超スパルタ部活動のような緊張感。振り返ってもしんどすぎる…!

だってね、表面的にはポジティブきらり~んを演じてたけど心の奥底では超やさぐれモードでした。

他人にも自分にも超イライラしてたし、そんな自分が許せなかったし、人生はほぼしんどいことで構成されてるんだな…ってよく思ってた。

この表裏ちぐはぐな状態が続くと、人は調子を崩すんですよね、自分がわからなくなるから。

 

だから、やさぐれた心を強引にポジティブに寄せようとするんだけど、心は強引に変えられるものではないから本音が膿のようにたまってしまう。

膿が残ったままの心にポジティブを押しつけるから、より苦しくなっていくんです。

ポジティブであろうとする前に、心の奥に押し込んで膿になってしまった思いたちを出し切るのが先

 

 

 

心の膿を出し切ろう

「素敵で理想的な自分でありたい!ならばポジティブ思考だ!」と意気込む前に…。

今現在の取り繕っていないそのままの自分を抱きしめてあげよう

その過程で排出される『膿』ときちんと向き合うことが大切です。

 

  • 心の膿とは
  • 理想的じゃない自分との対話
  • 自分にやさしく他人にやさしく

 

心の膿とは

ため込んでしまったネガティブな気持ちのこと。

本当は思ってるけど言っちゃダメだよね(なんなら思っちゃう自分に罪悪感)的な思いのこと。

総じてドロドロしてたりどんよりしてたり…重たい雰囲気の感情たち

 

  • 不満
  • 愚痴
  • 悪口
  • 嫉妬心
  • イライラ
  • 偽善的な考え
  • 自己否定の思い
  • 許せないこと
  • 腑に落ちないこと

どれもよくない印象があるものたちだけど、本当によくないのはこういうものを自分の中にため込んでしまうことなんです。

 

 

理想的じゃない自分との対話

頭でぐるぐる考えても整理しにくいので、ノートを広げて『心の膿』を書き出していきましょう。

誰にも見られない空間で取り繕わずに正直な思いを書くのが大切です。

キレイに書こうとせず思いのままに。

 

書き出してみると、受け入れがたい自分が浮き彫りになってきます。

  • 醜い感情だらけの自分
  • 器が小さい自分
  • 理想とはほど遠い自分
  • できない自分

 

反射的に目をそむけたくなるけど、奥に押し込めずどんどん外側(ノート)に出してあげてください。

苦しいのは最初の瞬間だけで向き合っていくうちに楽になりますよ。

そして、出した膿をひとつずつ「それは辛かったよね」と抱きしめてあげるイメージで、自分のネガティブ感情を認めて成仏させてあげましょう。

 

▼自己肯定感の前に自己受容

 

 

自分にやさしく他人にやさしく

わたしが初めて心の膿出しをやってみたときを思い返すと、感想はこの3点セットでした。(全部似た意味だけど)

  • 自分にめちゃくちゃ厳しい!
  • 自分への期待値が異常に高い!
  • 自分を美化しすぎ!

 

「〇〇さんのせいで失敗した!ムカつく!」的他責思考な自分に気づいても認められなかったり、嫌いな人がいる自分をなんて器が小さいんだろう…って否定してみたり、本当に自分自身への風当たりが強かったんです。

どんな自分でも抱きしめてあげようって話なのに、これまでのクセで自分を突き放そうとしちゃう。

ここであきらめず気長に何回も対話していった結果、ドロドロした自分やしょうもない自分の存在も認められるようになりました。

 

他責な自分や器が小さい自分について、今のわたしはこう思う。

100%自責思考なんて酷だし無理だし、理不尽な体験をするときはするし、腹が立ったなら怒ってもいい。

誰かに巻き込まれて自分までケガしたときにムッとしないほうがスゴイ!

嫌いな人がいる自分が許せないだなんて自分を美化しすぎ。

もっと素直になって自分を大切にしようよ。

 

自分に厳しく人にやさしく」が不可能とは言わないけど、すごくハイレベルなことだと思うの。

少なくともわたしにとっては難しいから、「自分にやさしくできるから他人にもやさしくできる」説を採用して、まずは自分にやさしくしています

そうすることで、そもそも心に膿をためにくい生き方ができるようになってきたよ!

 

 

 

どんな自分も抱きしめられる

心の膿を出して成仏させてあげることを日々意識していけば、少しずつ変わっていきます。

  • 自分にやさしくなれて
  • 自分への過剰な期待が和らいで
  • そのままの自分にOKを出せる

 

『ポジティブ』を意識するのはこの状態になった後でいいと思うんです。

というか、この順序で進めないとやっぱりポジティブの義務化が発動しちゃいます。

 

いつも「自分のことを大切にしよう」と心がけるうちに、どんな自分も抱きしめられるようになる。

すると、自然とポジティブな言葉や行動を選びたくなる

この流れで、気づいたときには無理なく自然と素敵な自分になっちゃってるんじゃないかなあ。

 

  • この記事を書いた人
(仮)Mikazuki

みかづき

30代|在宅ワーカー|HSS型HSP|ENFP|パラレルワーカーを目指してハートとスキルを磨くアラサー|仕事もプライベートも自分軸を大切にする生き方|器用に生きられない・もっと楽に生きたい人へ向けて、不器用でも楽しく生きる方法をシェアしています。

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