タイトル通り、10年ぶりにスマホを変えた。だけのお話。
なんですが!
「スマホを変える」というささいな行動(わたしにとってはささいじゃなかった)ひとつで、また変化やら発見やらがあったというか。
てわけでメモのように書き残しておきます。
10年ぶりにスマホを変えました
いろんな会社から毎年新作発表がされているこの時代に、そのたび買い替える人がたくさんいるこの時代に…わたしは、10年経ってやーーーっとスマホを変えました!
とっても気に入っているとか、特に不具合が起きているわけでもないとか、そういう状況ならわかる。
でも、わたしは「変えたい変えたい」って言い続けて3年くらい経ってたし、この1年間くらいは不具合だらけだったの。
それでも変えなかった理由は、主にこの2つ。
- データ引継ぎとか難しそう
- 機種代高すぎる
昔から機械への苦手意識が強くて、会社のパソコンでも謎のエラーを起こしたりしてあわあわしがちなわたし。
スマホのデータ移行なんて…失敗したらどうしよう?(実際、失敗してもどうにかなるしどうにかするんだけど、そう思い切れない)
せめて同じOSのものだったら難しくないし安心だよね、じゃあまたiPhoneにしよう!
iPhoneのラインナップを定期的にチェックするも、10万円超えは当たり前。
10年も同じスマホを使い続けたような人間が今さらすんごいスペックを求めるわけもなく…高機能じゃなくていいからもう少し安いのがほしいな。
でも、OS変えられないしなぁ(実際は変えられるんだけど、失敗が怖いから"iPhone以外はムリ"って勝手に思い込んで洗脳完了なわたし)
このグダグダを約3年ほど定期的にやってました。
え?
そして、先日ついに10年使っていたスマホちゃんの画面がつかなくなりまして、冷静に考え直したの。
完全に復元したいわけでもないし、データ消えてもまあ仕方ないよね。
そうなるとiPhoneにこだわらなくてもいいから、いろんなスマホ調べてみよう!
って、やっと簡単なことに気づいたんです。
iPhone以外に変えたのは10年以上ぶりだったけど、かわいいし自分の納得できる金額だったし気に入ってます。
よく使うアプリたちのパスワードさえ覚えていればなんとかなるね!
スマホを変えて気づいたこと
- 苦手意識をこじらせすぎた
- 10年分の念は重たかった
苦手意識をこじらせすぎた
苦手意識を持つのは仕方がないことだけど、それをこじらせすぎたことは反省点かな。
こじらせすぎると視野が極端に狭くなるよね。
「自分には難しい」って思い込みでガチガチだから、「できない」「わからない」をそのままにしちゃうでしょ?
実は簡単かもしれないのに、その可能性をあきらめちゃう。
そうやって避けているうちに情報がアップデートされなくなって、苦手意識だけが育ってしまう。
わたし、ガジェット系?スマホやPCのスペック情報とか…もう見事に右から左にスーッと流れて、何も頭に入らないの。
そりゃもうすがすがしいほどに。
そうなるともう情報収集しようと思わなくなって、「これまでと同じなら安心」で済ませようとしちゃうんだよね、どうせわかんないし…って。
だから、今回の機種変でビックリしちゃった。
ほぼSIM差し替えるだけで、あとはログインパスワードとかクリアできれば何も問題なかった。
自分の苦手意識とのギャップに笑いすら起きるレベルで簡単だったの。
もうね、あなたいつの時代の価値観で止まってるの?って話でした。
勝手に苦手意識をこじらせて難しく考えて怖がってた!
10年分の念は重たかった
ここ数年、自分自身のいろんな面を見直して改めてきたけど、スマホもその対象のひとつでした。
スマホっていつも一緒に連れ歩く相棒みたいなものだったりするし、これまでの思い出はもちろんのこと、よくも悪くも思いっきり念がこもってるよね。
わたしは10年だもん…念の重みがすごい。
しかも、どっちかといえばツラい時間のほうが多かった10年だから。
スマホに触れているだけで、『過去のわたしの価値観で選択したもの』や『過去のよくない思い出』の存在をふと感じて、引き戻されるような気持ちになることもありました。
20代半ばのわたしと30代半ばのわたしって、自分の中では「もはや別人じゃない?」って思えるくらいに価値観が違ってるのね。
だから、スマホを使うたび、もう過去になっているはずの自分がそのまま居座り続けているような…ここだけ時間が止まっているような感覚はあったんです。
写真とか引き継ぎたいデータもあったんだけど、前のスマホちゃんは電源がつかなくなっちゃったからどうしようもなくて、今はまっさらな状態。
ずーっと溜め込んでいた重たい思いと強制的にお別れできたと思ったら、これでよかったんだなと。
断捨離するとき「今の自分の価値観にはもう合ってないな」と思うものは捨てようって決めてるんだけど、スマホこそ当てはまってたのかも。
今の自分に問いかけよう
結局、スマホを変えられて超スッキリ超快適。
もうどう対処していいのかわからないレベルで溜まっていたデータたちともお別れして、いつ充電が切れちゃうかを心配する必要もなくなって。
毎度のことながら、謎の思い込みで動けないでいる状態から抜け出せたときって爽快感がすごいよね。
というか、「すぐに行動すればよかったのに…あのグダグダ悩んでいた時間、なんだったん?」ってなる。他人事のように。
わたしはわたしの決めた『なりたい自分』に向かって日々変化を意識しているわけだけど、スマホちゃんは10年前から変わってない。
このちぐはぐから今の自分には合わない存在になっていたか、10年分の念の重みでパンクさせられちゃったか、その両方か…
突然動かなくなっちゃったのは、こういう背景もあるのかも。
何にせよ、これからは今のわたしの価値観で新スマホちゃんを大切に使っていきたいです。
データは溜め込まない!なんでもかんでも手を出してカオス状態にしない!