- 完璧主義な自分を変えたい
- どうしたら完璧主義をやめられるの?
- 完璧主義になる原因を知りたい
今回は、こんな悩みについて考えてみました。
完璧主義をやめるためには、「やめる」のをやめて「ゆるめる」を意識しましょう!
環境や習慣次第で、誰でも完璧主義が加速する可能性はあります。
完璧主義度を70%くらいまでゆるめるコツも紹介しているので、参考になれば嬉しいです。
Contents
完璧主義をやめようとするのをやめる
- 完璧主義な人は『完璧』にやめようとする
- まずは完璧主義度70%までゆるめる
完璧主義な人は『完璧』にやめようとする
完璧主義をやめようとするのをやめましょ!
せっかくやめたいと思ってるのになんで?って感じですよね。ごめんなさい(にこ)
なぜかというと、
『完璧』にやめようとして、また完璧主義が発動してしまうから。
その姿勢でありつづけるかぎり、本質的に自分を変えることは難しくありませんか?
完璧主義な人って、今まで、何かを完璧にやることに執着してきたと思うんです。
だから、いつものクセで目標を高~く設定してしまいます。
「やめたい!」って気持ちは大切ですが、ほどほどにしましょ。
強く思ったところで、うまくやめられない自分を責めてしまうのがオチです。
「完璧主義なままでもいいけど、もう少しゆるめたほうがラクだよね~」
くらいのモチベーションでどうでしょうか?
▼自分も周りもしんどくなる前に、完璧主義モードがいきすぎないかチェックしましょ!
まずは完璧主義度70%までゆるめる
何をするにも、答えは『白か黒』のどちらか、『0か100』のどちらか。
完璧主義な人は、極端な選択肢で自分を追い込みがち。
グレーゾーンを自ら排除してしまうからしんどいんです!
完璧主義をやめるか、やめないか
完璧主義度100%のままか、0%にするか
今の自分が完璧主義度100%だとしたら、70%くらいを目指してみましょう。
完璧主義が絶対ダメ!ってわけではありません。
多少はエッセンスを持っていたほうが、理想通りに生きやすくなる人もいます。
問題なのは、勝手に発動していて、コントロールできない状態になっていること。
完璧主義な自分に主導権を握らせてしまうと、トラブルやストレスを自ら招き入れることになるんです。
今日はいつもより30%抑えて、完璧主義度70%の私で生きてみよっと!
これを毎朝唱えて、「やめなきゃ!」より「ゆるめてみよう!」で過ごしてみてください。
ゆるめてみることで気づけることがあるはずです。
完璧主義って、時と場合によって誰でもなりうる
そもそも、完璧主義って、状況によって誰でもなりうるものだと思うんです。
「私は変わる!」と決意して、自ら変化を生み出すことは難しく感じますよね。
でも、自分をとりまく環境の変化に合わせて、自分自身が変わらざるをえないときってあります。
環境に合わせて変化する
- 責任が増えて仕事観が変わった
- 結婚や出産で社会的立場が変わった
- 転職して職場環境がガラッと変わった
- 家族や自分の体調不良で生活が変わった
- 引っ越しで家も仕事も人間関係も変わった
こんな風に、自分の置かれる環境が変わることって、人生で何度でもありますよね。
新たな環境に適応しようとした結果、行動や考え方の習慣が変わります。
完璧主義にますます拍車がかかったり、ゆるく生きていた人が完璧主義になったり。
反対に、完璧主義から抜け出す人もいます。
つまり、習慣が身につけば、誰でも完璧主義をやめられるし、誰でも完璧主義になっちゃうってことです。
完璧主義をちょっとゆるめるコツ
- 何事にも執着しない
- 今、私がやるべきこと?自問自答する
- ゆるく生きている人をまねる
- 切り替えるタイミングを決める
何事にも執着しない
成功や達成には、そこそこの執着心が必要かもしれません。
「どうしても達成したい!」
と、譲れない思いがあるからこそ、本来以上の力を発揮できたりしますよね。
でも、完璧主義をゆるめたいなら、執着心は手放していくのがおすすめです。
何かに執着すると、視野が狭くなってしまいます。
心の余裕がなくなって、それほど頑張らなくていいことにまで執着し始めるんです。
もの、人、場所、環境
どれもずっと変わらないでいてほしくても、変わるときってありますよね。
居心地のいい人や、慣れ親しんだ環境でも、変化するときはするもの。
自然の流れに身をまかせてみましょう。
今、私がやるべき?自問自答する
「今、私がこれをやらなかったら、この先どうなるんだろう?」
と、いつも未来予想をしてみるクセをつけてみてください。
未来予想をするのは、日常のちょっとした意思決定のタイミングでいいんです。
たとえば、こんな日常のワンシーンで試してみましょう。
- 今、私が食器を洗わなかったら、どうなるんだろう?
- 今、私が先輩の仕事を手伝わなかったら、どうなるんだろう?
私が未来予想をするとしたら、こう考えます。
- 食器を洗わなかったら、他の誰かが洗ってくれて、私は楽になる。
- 先輩の仕事を手伝わなかったら、先輩は自分で解決するから、私は気にしなくていい。
※この行動を選んだ結果、私はどうなるか?までを想像するのがポイント。
実は、ほとんどのことは『今あなたがやらないといけないこと』ではないんです。
やらなくても世界は終わらないし、代わりに誰かがやってくれます。
生きる上でやらないといけないことは多いですが、今じゃなくてもいいことまで、今やっていませんか?
周りに本音を伝えてみると、
「え、あなたがいつも率先してやるから、やりたいんだと思って遠慮してた!」
みたいな拍子抜けな返答がくることも。
▼他人の目を気にすぎた結果、完璧主義になっちゃう人は参考にしてみてください。
ゆるく生きている人をまねる
あなたの周りに、ゆるく生きている人がいないか探してみてください。
ゆるく生きているというのは、もう少し掘り下げると、
いい加減にみえる人
他人任せにみえる人
頼るのが上手な人
仕事の手抜きがうまい人
※否定っぽい表現もしていますが、どの人からも学ぶことはきっとあります。
特に、仕事の手抜きがうまい人は、完璧主義な人にとって最高のお手本です。
無責任のように見えて、ちゃんと大切なポイントをおさえているから、管理もお上手。
もし、ゆるく生きている人にお話を聞けるなら、アドバイスをもらうのがおすすめです。
形から入って、行動や口癖、話し方を研究して、まねてみるのも効果的!
最初のうちは、完璧主義な自分が主張してきます。
慣れないことをするので、不安になって当然だと信じて、グッとこらえましょう。
まねをつづけていれば、いつの間にか、考え方のクセが変わっているはず。
▼口癖を工夫するだけでも、ちょっと肩の荷が下りるかも。
切り替えるタイミングを決める
完璧主義な人は終着点を決めるのが苦手。
先にお話しした『執着心』にもつながりますが、いつまでもハイクオリティを目指しちゃうんです。
その意識の高さはステキですが、完璧主義をゆるめたいなら見直しが必要。
何か作業をしていたとして、やめる・休む・考え直すタイミングを決めましょう。
たとえば、制限時間を決めて、時間内にアイデアが浮かばなかったとします。
- やめる:誰かにまかせて自分は手を引く
- 休む:いったんリフレッシュして頭をゆるめる
- 考え直す:作業はやめて計画を練り直す
こんな感じで、複数のアプローチを用意して試してみてください。
やめてみるか、休んでみるか、初めから考え直してみるか…どんなことも方法はひとつではありません。
完璧主義さんは、どこまでも追求してしまうクセがあって、ゴールがわからなくなりがち。
自分で終わらせるタイミングを作ると、だいぶラクに生きられますよ。
完璧主義はやめなくても、上手にコントロールできればOK!
選択肢が極端になってしまうと、どんどん自分を追い詰めてしまいます。
完璧主義な人が疲れやすかったり、なぜか周りを困らせたりしてしまう原因はそこにあるんです。
まずは、目標を「やめること」から「ゆるめること」に変えてみましょう!
それじゃ意味ない!と、思う人は焦らなくても大丈夫。
ゆるめる→コントロールできる→(気づけば)やめられている
こんな感じで、自然と、完璧主義にありがちな思考から抜け出せるようになりますよ。
今回紹介したゆるめるコツを参考にしてもらえると嬉しいです。