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【実体験】繊細な人が気にしない考え方を育てて今よりラクに生きる方法

2023年6月20日

気にしない思考

 

  • 同僚や友達のちょっとした言動に傷ついてしまう
  • いちいち反応してしまう自分に疲れた
  • 周りのことを気にしないで生きられる人が羨ましい

 

今回は、こんな悩みについて考えてみました。

以前のわたしは、傷つきやすくて無理ばかりしていました。

でも、気にしない考え方を意識してからは、ほとんどのことがどうでもいいと思えるようになったんです。

 

気にしすぎをやめて気づいたことをシェアしますので、参考にしてもらえると嬉しいです!

 

『気にしない思考』を育てて気づいたこと|実体験

気にしすぎていた頃のわたしには、ふと思った日がありました。

気にしすぎて頑張りすぎてヘトヘトになっているのに、なんでこんなに報われないの!?

もうやってらんない!って、無性に腹が立ったわけです。

 

こんなにツラくなるなら、いちいち気にするのはもうやめた!

もはや何から手をつけていいかわからないくらい疲れきっていたので、すべて投げ出すという決断(^^)

 

そうして、『気にしすぎるわたし』のまま『気にしないわたし』を演じる気持ちで、毎日を過ごしてみました。

周りの反応が気になる…と、ソワソワしてもグッとこらえているうちに、今まで気にしていたことのほとんどは、気にする必要のないことだと気づいたんです。

 

わたしが"気にしない思考"を育てていくうちに気づいたことは、こんな感じです。

  1. 考えることの質が上がる
  2. 伝えないと伝わらない
  3. 意思表示をする人は尊重されやすい
  4. 時には嫌われた方が生きやすい
  5. 周囲に合わせられるほど器用じゃない

 

考えることの質が上がる

今までは気にしてしまうことが多すぎて、自分にとって重要じゃないことばかりに気を取られていました。

今は、「ほとんどのことは気にしなくていい」と思えるので、自分のことに集中できています

 

他人より自分に集中!

  • 〇〇さんにどう思われているのか?→自分はどう思うのか?
  • 〇〇さんはどうするつもりなのか?→自分はどうしたいのか?
  • 世間的には評価されていない→自分はやってみたいからやる

 

過去を振り返ると、理由もなく泣きたくなったり、自分が何に傷ついているのかわからなかったり…

過剰に抱え込むからいつも消耗して疲れていたんです。

 

気にしすぎるのをやめたら、体力・時間・心をすべて自分のために使えるようになりました。

 

▼生きづらさを感じる人は、自分軸を意識してみてください。

 

 

伝えないと伝わらない

相手の気持ちを理解するには、先に自分の気持ちを伝えてみないと始まりません。

気にしすぎていた頃のわたしは、相手の表情や態度から「あ、イヤだったのかも…」と勝手な推測をしていました。

相手と向き合うことを避けて、確認もせずに自分だけで答えを作り上げていたんです。

 

嬉しいことやイラっとすることの基準って、人それぞれ違いますよね。

たとえば、ご飯に行くだけでもタイプが割れると思うんです。

  1. お店も時間も自分が決めたい派
  2. お店も時間も相手に決めてほしい派

どっち派なのかを事前に共有しておくだけでも、相手の価値観を誤解せずに済みますよね。

 

相手を気遣って控えめな態度をとるのも思いやりですが、考えを開示して相手に遠慮させないのも思いやりです。

こちらから一歩踏み出すことで、打ち解けやすくなるかもしれません。

 

 

意思表示をする人は尊重されやすい

意見を持っていることをアピールしたほうが、丁寧な態度で関わってくれる人が多いことに気づきました。

もちろん、中には主張されることを面倒くさがる人もいます。

でも、そういう人の反応を気にして合わせていたら、いつまでも気疲れしてしまいますよね。

 

誰に向けて伝えるのか?

照準を合わせる相手は、こちらが決めましょう!

 

意見を伝えた結果、

『言われたことをやるだけじゃなく、よりよくする方法を考えてくれている人』

と、前向きな解釈をしてくれる人もいるんです。

 

  1. 自分の意見を言わずに我慢・不満を溜めこんだまま合わせる
  2. (通らなかったとしても)自分の意見を言ったという事実を残す

どっちの行動が、自分自身の心を満たしてくれそうですか?

『周り』に気遣う前に『自分』がどう感じるか?を考えてみてくださいね。

 

 

時には嫌われた方が生きやすい

『自分はどんな人なのか』を周りにわかってもらったほうが、圧倒的に生きやすくなります。

中途半端にいい人を演じるよりも、ありのままの自分で堂々と接してみてください

 

そうすると、あなたのことを苦手だと感じる人も現れるはず。

それでも気にしなくて大丈夫。

 

「あの人は変わってるから仕方ないね」と、言われるゾーンまで突き抜けてしまえば、周りもほっといてくれるようになります。

ここまで到達するとめちゃくちゃラク(^^)

周りに合わせていると嫌われはしませんが、だからといって好かれるわけでもありません

 

人付き合いって神経をつかいますよね。

  • 苦手な人とのコミュニケーション
  • 行きたくない食事会の誘い
  • トラブルに巻き込まれる

でも、嫌われていると、そもそも近づいてきてくれないので、悩みも生まれないという幸せループ(^^)

 

最終的に孤独になるわけでもなく、「そういうあなたを知った上で仲良くしたい!」と思ってくれる人だけが残るので、安心してくださいね。

 

 

周囲に合わせられるほど器用じゃない

「自分ならうまくできる!やりこなせる!」

と過信していたから、いろんなことを気にしすぎてしまったんだと気づきました。

 

自分を過信してました

  • 同僚全員と良好な関係性で働ける
  • いじわるな人ともうまく付き合える
  • 理不尽な指示も受け入れられる

どれもこれも難しすぎる!!

過去のわたし、どれだけ自己評価高かったんだ?って話です。

 

現実はこう

  • 一度でも苦手だと感じたら距離を取りたい
  • 理由なく自分を嫌う人はいる
  • 明確な理由をもって自分を嫌う人もいる
  • いじわるな人が自分にだけ優しいわけがない
  • 理不尽な指示には従いたくない

どれも上手にできる人がいるとしたら、まさに選ばれし者。勇者です。

 

「ほとんどのことは気にしなくていい!」

「むしろ、ほとんどのことを気にするほどの余裕がわたしにはない!」

気にしないスキルを磨くことで、いかに無理していたかに気づき、ここまで言い切れるようになりました。

 

限りあるエネルギーを使うなら、無理をしなくてもできること・楽しいことにしましょう!

 

▼やりたいことやる、やりたくないことやらない。以上!

 

 

 

繊細さん必見!気にしなくていいこと

  1. 自分の意見を言うこと
  2. 周りの顔色・態度
  3. 悪口や批判
  4. 苦手な人との関わり方
  5. 顔・体型・ファッションセンス
  6. 価値観の違い

 

自分の意見を言うこと

『意見を言う=反発的・自分勝手・面倒くさい人』

と、ネガティブな印象を持たれる可能性を考えると、自分の意見を言っていいのか気にしてしまいますよね。

 

でも、意見を言うのって、ただの意思表示

「わたしはこの件について、こういう考えを持っています」と、周囲に伝えるだけのことです。

 

意見を言う人を面倒くさがる人は、他人をコントロールしようとしがち。

自分の意見を持っていて、かつそれを周りに伝えられる人ってコントロールしにくいから、煙たがられるだけ。

 

気にするべきは『どう思われるか』よりも『どうありたいか』です。

ある日突然、意見を言える人にはなれません。

ちょっとずつ意識を変えて、行動にうつしていきましょう。

 

ちなみに、意見を言うことで「実はわたしも思ってたんだよね!」と、賛同してくれる人が現れることもあります。

納得できないことに違和感を持ち続けるよりも、無理に合わせず意思をつらぬくほうが悔いが残りません。

 

 

周りの顔色・態度

表情、声のトーンがいつもと少し違う気がする…

たったそれだけのこと?と言われても、繊細な人はソワソワしてしまうんですよね。

しかも、気にしていると余計に違和感を見つけやすくなるから、一度意識してしまうと妄想が止まりません!

 

もし、その人が意図的に態度に出しているのなら、「何か思っていると察してほしい」ということ。

でも、あなたが相手のために察してあげる必要性ってありますか?

 

伝える手段はいくらでもあるのに、あなたにゆだねてしまうのは相手側の甘えですよね。

向き合って伝えようとしない人のことを、あなたが一生懸命わかってあげようとするなんて、都合がよすぎます!

てわけで、堂々とスルーしてあげましょう。

困るのは相手で、あなたは何も困らないはず!

 

ちなみに…もうひとつの『そもそも勘違いだった!パターン』も紹介しておきます。

こっちのほうが、かなり高確率だと覚えておいてくださいね!

気にしすぎが妄想を呼ぶ

  • 無視された→集中しすぎて気づいていないだけ
  • 話し方が冷たい→疲れていて元気がないだけ
  • 表情が怖い→目が悪いだけ

 

 

悪口や批判

攻撃してくる人の中には、こんなことを言う人もいます。

「これはあなたのためを思って言っているアドバイスだよ?」

 

でも、言葉選びにトゲがあったり、踏み込みすぎた内容だったりする場合、それはアドバイスじゃありません。

本人も無自覚のうちに、嫉妬心から攻撃しているのかもしれません。

アドバイスと悪口・批判を都合よくはき違えてしまうことは、あるあるなので要注意です。

 

本当にアドバイスするつもりなら、伝え方や表現に工夫しますよね?

相手を傷つけずに伝えたいと思うはずです。

 

でも、伝え方や表現に工夫するつもりがないということは、あなたへの思いやりが不足しているということ。

あなたを大切にしようとしない人に、自分の限りあるパワーを使う必要はありません

 

▼スルースキルの使い方をマスターしたい人はこちら!

 

 

苦手な人との関わり方

たいていの場合、あなたが苦手だと思う人も、あなたのことを苦手だと思っています

つまり、好きも苦手も両想いなんです。

 

苦手な人との関わり方を模索しても、疲れてしまうだけ。

なぜなら「苦手だな…」と感じるのには、それなりの理由があるはずだから。

 

苦手な人がいるなら、無理せず距離をとるように工夫しましょう

相手の印象がポジティブなものに変わるときが来たら、そのときに改めて距離感を考え直してみればいいんです。

 

いったんは苦手な人とは向き合う必要がない環境に逃げて、時が来たら考えよう!

そのくらいラフな考え方でも大丈夫。

逃げるのも大事な手段のひとつです。

 

 

顔・体型・ファッションセンス

外見のことになると、周りと違っていることを気にしてしまいがち。

自分の意思でメイク・体型・ファッションを楽しんでいるのなら、まったく問題ありません。

 

「トレンドだから。」

「みんなやっているから。」

と、世間に照準を合わせているのなら、自分の『好き』を忘れてしまっているのかも…

 

個性を出し続けると、自分だけの強みが育ちます。

時間とともに周囲との違いがはっきりしてきて、『あなたらしさ』を形にできるようになるんです。

就職活動では『自分の強み探し』に必死になりますよね。

他人と違うところを活かすのって素晴らしいことなのに、就活を終えると忘れちゃうんです。

 

 

価値観の違い

価値観には正解も不正解もありません。

育った環境やこれから経験することによって、いくらでも変化し続けていくものです。

 

あるテーマに対して、自分の価値観だけが浮いてしまっても問題ありません。

違っているのがおかしいのではなく、みんな同じなわけがないからです。

 

それに、グループの中で違う価値観を持つ人がいるおかげで、グループ全体の視野が広がることもあります。

違いを尊重し合える関係って魅力的ですよね!

 

 

 

繊細さんこそ試してみて!『気にしない思考』を育てていくコツ

  1. 自分事と他人事を切り分ける
  2. 事実だけで判断する
  3. 常識・評価は変わり続ける
  4. 自分の繊細さを受け入れる

 

自分事と他人事を切り分ける

気にしてしまうことが現れたときは、自分事か他人事かを基準に整理しましょう

その問題を片づけないと、最終的に困るのは誰か?

 

アドラー心理学で『課題の分離』と呼ばれている考え方です。

課題を分離しよう

  • 不機嫌さんの顔色を伺わないと困る人は?あなたではない
  • 自分の意見を言うことで困る人は?あなたではない
  • 悪口を言われて困る人は?あなたではない

 

ほとんどのことは、あなたが立ち向かうべき問題ではありません。

分解して整理することで、客観的に考えられます。

気にしすぎてしまう人でも、明確な判断基準を作ることで、考えに一貫性が生まれてブレにくくなるんです。

 

 

事実だけで判断する

気にしすぎてしまう原因は、想像力の豊かさにもあります。

目の前で起きた事実だけで判断してみると、ほとんどのことはシンプルです。

 

そこに、想像や妄想を加えてしまうことでややこしい事態になります。

事実と妄想

  • 事実:「ありがとう」と言われた
  • 妄想:でも目が笑ってなかった…かも?

 

なぜ余計に考えてしまうのかというと、大人になると行動と発言が一致していない人が増えるから。

『空気読んでよ文化』が、繊細さんの疲れを増幅させている気がします。

社会で生き延びるためには、誰もが通る道ですよね…

特に女性同士の人間関係はウソとホントがごちゃまぜなので、よりしんどいはず。

 

でも、そんな不安要素しかない人間関係を大切にするほど、わたしたちはヒマじゃないですよね!

誠実に向き合える人たちと、積極的に交流していきましょう

 

 

常識・評価は変わり続ける

わたしたちが思い浮かべる『常識』はどこまで通用するのでしょうか?

『常識』といっても、国、地域、年齢、性別…想像以上に限定的なものかもしれません。

 

「常識的に考えてありえないよ」

「世間ではダサいって言われてるよ」

誰かを否定するときに使いやすい便利な言葉とも言えそうです。

 

『常識』や『評価されるもの』は変わり続けるものなので、振り回される必要はありません。

周囲に流されずに、自分の考えを持つことが大切です。

 

 

自分の繊細さを受け入れる

気にしすぎる自分を守るためにも、自分の繊細さを受け入れて上手に付き合うことが大切です。

繊細ゆえに、気を抜くとすぐに相手の気持ちを考えすぎて疲れてしまいます。

 

でも、ほとんどの場合、当事者はケロッとしていたりするのです。

「そんなことあったっけ?」

といった感じで、拍子抜けすることも少なくありません。

 

人それぞれ感じ取り方が違うので、自分の『気にしすぎスキル』がどのくらい発動しやすいのか把握しておきましょう

 

▼繊細さんと呼ばれるHSP気質を持つ人についてまとめてみました!

 

 

 

たいていのことは気にしなくても大丈夫!

気にしない思考が育ってくると、

気にしなければこんなにラクに生きられるのか!」と、実感できるタイミングが増えてきます。

 

そこに至るまでは、つい気にしすぎてしまったり、反応したくないのに悩んでしまったりと、自分自身に振り回されてしまうかもしれません。

でも、反応しすぎている自分に気づくことも成長ですよ!

 

今回まとめた『気にしない思考』を育てていくコツを参考に、ゆっくりチャレンジしてみてくださいね~

 

  • この記事を書いた人
(仮)Mikazuki

みかづき

30代|在宅ワーカー|HSS型HSP|ENFP|パラレルワーカーを目指してハートとスキルを磨くアラサー|仕事もプライベートも自分軸を大切にする生き方|器用に生きられない・もっと楽に生きたい人へ向けて、不器用でも楽しく生きる方法をシェアしています。

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