- 他人を気遣っているのに損してばかり
- 『いい人』をやめて嫌われるのが怖い
- もっとラクな人間関係を作りたい
今回は、こんな悩みについて考えてみました。
私は30代を迎えてから『いい人』を演じてしまう自分を卒業できました。
一度きりの人生で、自分を偽ってまで手に入れるべきものって、あるのでしょうか?
いい人を演じてるけど、報われないことだらけな人が、立ち止まって考えるきっかけになれば嬉しいです。
Contents
『いい人』を演じれば、ほしいものは手に入る?
- 『いい人』にならないと目標達成できないの?
- 自分の価値を他人に決めさせない
『いい人』にならないと目標達成できないの?
100年にも満たない短い人生。
限られた時間のなかで、いい人を演じて、消耗している余裕なんてありません。
いい人を演じた先、あなたはどう生きていきたいですか?
あなたには目指すゴールがあって、その達成のためには『いい人でいること』が絶対条件?
考えてみてください。
なんて強気に言っている私は30代を迎えて、やっといい人をやめられました。
いい人を演じない背伸びしない生き方を20代の頃からできたら、もっとよかったな。
ちょっとの後悔を込めて書いています。笑
今日から、あなたがあなたらしく、ありのままで生きたとしても、人生を棒に振るようなことにはなりません。
このブログを読んでくれている時点で、きっとあなたは
『他人を思いやれる・周りの目を気にする・善人であろうとする』
そんな優しい人だからです。
幸せに生きる基礎体力は充分もってるはず!
▼いい人をやめてみて気づいたことをまとめました。
自分の価値を他人に決めさせない
たしかに離れていく人もいるだろうけど、それって『いい人じゃないあなたには利用価値がない』と思われたから。
そんな人に対して、あなたはどう感じますか?
私は、「いや、私は便利グッズじゃないし!」って、バシッとツッコミを決めてやろうと思います。
それ、利用されてます
- あなたがいると、雑用をやってくれるから
- あなたといると、イケメンと出会えるから
- あなたといると、なんでも聞き入れてくれるから
- あなたといると、寂しさをごまかせるから
…隣にいる人、私じゃないとだめですか?って感じじゃないですか?
いい人を演じた先に、自分に残るものって何だろう?って考えてみてください。
30代を迎えるまで、私は流されるままにいい人を演じてきました。
自分を偽って無難にやり過ごすのが、社会を生き抜くコツだと思ってたくらい、自然とやってたんです。
当時の経験から、いい人って消耗するわりに報われないことに気づきました。
次の章で、どんなときに「報われないな…」と感じたのか、具体的に紹介しますね。
▼いい人を演じてしまう自分を卒業できたのは、無職期間があったからです。
『いい人』を演じても報われないワケ
いい人を担当するのって、疲れるわりに見返りが少ない。かなり…
きっと、何かしらのメリットあると思って、いい人を演じるんですよね?
私はそうでした。
平和主義→全員と穏便な関係を築こう→自分が合わせないと
っていう、ちょっとずれた解釈によって引き起こされていたわけですが…笑
でも、この思考回路の元、かなり無理してました。
こんなに頑張ってるのになんで損ばかり?と思いながら。
自分より他人を優先して尽くしているのに、いい人が報われない理由を考えてみました。
- やればやるほど負担が増える
- 評価されるのは『忍耐力』だけ
- 結局、リスペクトされない都合のいい人
やればやるほど負担が増える
いい人を演じて、周りからの『いい人ポイント』を集めれば集めるほど、損することが増えます。
好感度が上がる分だけ、期待値も爆上がりするんですよね。
いつも神対応していると、普通の対応じゃ満足してもらえなくなります。
「本当は残業したくないけど、頼まれたからやるか~」
なんて、相手のために尽くしているうちに、それが当たり前になるんです。
人ってすぐに慣れる生き物なんですよね。
悲しいことに、『私じゃないとできないこと』って、世の中にほとんどありません。
特に、会社での仕事は、代わりがいるからこそ組織として成り立っています。
あなたが神対応をやめて断ったら、きっと他の誰かを頼って解決するだけです。
そのくらい誰でもいいことに神対応させられても、あなたの心はすり減るばかりになりますよね。
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評価されるのは『忍耐力』だけ
日本人の美徳として『忍耐』ってあると思いませんか?
来る日も来る日も粘り強く、ただ耐え忍ぶ人こそが報われる
みたいな価値観が。
私は個人的に「寒気がする…!!」って感じで、受け入れられないタイプです。
いい人は、忍耐力の強さを評価されがち。
もちろん、それは正しいことで強みになるし、努力の結果だと思います。
でも、忍耐力の強さだけを評価されて、他の努力はスルーのまま終了することのほうが多い印象にあるんです。
いい人を演じる以上、もっと他者評価を得られてもいいはず。
それ以前に、あなたがいい人をやめて、本来の自分の姿を見て判断してもらうほうが、魅力は100倍見つかると思うんです。
頑張って自分を偽った結果、「よくガマンして貢献してるよね」という中途半端な部分だけが注目されます。
これこそ、いい人って報われない。と感じる瞬間です。
結局、リスペクトされない都合のいい人
いい人を演じても、結局は『都合のいい人』に落ち着くことがほとんど。
相手に合わせてばかりで耐えられないからと、勇気を出して断ったら不機嫌になられたり…
逆に、いつも断る人が珍しく神対応すると、ものすごく賞賛を浴びたりするんですよね。
こういう瞬間を目撃するたびに、
「他人に合わせていい人を演じるのなんて、割に合わないな。」と、思うんです。
結局は、『都合のいい人』に自ら立候補していただけ。
替えがきくからこそ、あなたへリスペクトを持って接してくれる人は少なくなります。
『いい人』をやめても『ひどい人』にはならない
いい人をやめられない人のなかには、
「いい人をやめたいけど、今さらやめるほうが損。ひどい人だと思われてしまう。」
と、思い込んでいる人もいます。
こう思われそう
- ダメ人間
- 自分勝手
- わがまま
- 空気読めない
- 協調性がない
- 仕事ができない
こんな風に思われると思ってませんか?
いい人の反対はひどい人。と思ってしまうから、やめようとする自分に罪悪感を覚えるんですね。
もちろん、悪い解釈をされることもあるかもしれません。
あなたのことを『いい人』ではなく『都合のいい人』だと思ってた人がいたならば。
でも、そもそも『都合のいい人』なんて不服ですよね?
そんな失礼な人のために都合よく生きていた自分から、卒業できただけで拍手なんです!
そして、それ以外の人にとって、あなたの印象はこんな風に変わります。
- 意見をはっきり言える人
- 自分のことで充実している人
- 信頼できる人
- 自立心の強い人
ほとんどの人は、リスペクトを持って、あなたの変化を受け入れてくれるはず。
だから、怖がらずにいい人から卒業してみましょ!
ちなみに…思ったより、みんな自分のことに夢中で、他人の変化には鈍感だったり。
少しずつNOと言える自分になれば、慣れてきた頃には、周りの態度も変わっているはずです。
不安なのは初めだけです!
▼自分に『完璧』を課すのもやめてみるのがおすすめです。
『いい人』を演じる努力よりも、自分を偽らない努力を
いい人を演じてしまう人から見て、自分らしくふるまっている人って、強い人に見えますよね。
私は「嫌われてもいいなんて、すごいなあ…」と思って眺めていました。
いざ、自分がいい人をやめてみて、嫌われるかもしれない行動をとったとき、
「あ、自分を偽らないで生きるほうが簡単だな」と感じたんです。
いい人をやっていても嫌われることはあります。
だったら、本当の自分を見たうえで嫌ってもらいたいなって今は思うんです。
いい人をやめるには、『自分を知ること』『自分の目標を考えること』も同時進行するのがおすすめ。
努力のわりに報われないことに体力を注ぐのはやめて、ありのままで生きてみましょう!