『徳島県には電車が走っていない』
最近、初めてこの事実を知って、ひさしぶりに自分の"無知さ"にハッとしました。
この時代にどうやって移動してるの!?って震えてたんだけど、電車ではなく気動車が走ってるっていうお話でした。
電力ではなくディーゼルエンジンなんだって。
わたしが知ったところで活かしようのない知識かもしれない。
でも、こういう"誰かにとっては当たり前のこと"を自分が知らなかったときに思うんです。
世界は広い。
宇宙規模で考えてみたとき、自分はホントーーーに刹那的でささやかな存在だよね。と。
徳島の話から、宇宙まで飛躍するのがびっくりだけど、そう思ったわけです。
知ったつもりで生きていたら、そのスケール感でしか生きられなくなる。
もったいないぞ!って、ちょっと焦りました。
で、またすぐ『わかったつもり星人』になりそうだから、この記事を書いています。
『わかったつもり』に要注意
「だいたいわかってるから大丈夫」って、すべてを知ったつもりになってませんか?
アラサーになると、よくも悪くも「もうなんでも知ってますので~」って雰囲気を漂わせちゃうのは、なんなんだろうね?
それが魅力的なふるまいだと思ってるのかもしれない。
本当に「知ってます」って思い込んじゃってるのかもしれない。
はたまた、周りからの「もう若い子じゃないんだから大人になりなよ!」的な圧が要因なのかも?
うん、どれもしっくりくる。
「自分ってなんっっっにもわかってないし知らないんだ!」
って、気づける機会が多いほうが豊かに生きられると、個人的には思ってます。
とはいえ、自然の流れにまかせて生きていると、ハッとする体験ってなかなかできません。
無知であると気づかせてくれる時間を、日常の中に意識的に組み込んでいくことが大切なのかも。
自分の中にある常識なんて、儚きものです。
"なんとなくそういうもんでしょ?"っていう空気に流されていたら、感じることも考えることも忘れた大人になってしまう。
そういう大人にうんざりしてきたのに、自分自身がそうなってしまわないように…無知であることを自覚しつづけたい。
学びを止めない大人になりたい
わかったつもりで自分の成長を止めてしまわないように、心得ておきたいことが2つ。
- 無知の知
- 若い世代が学びをくれる
無知の知
"知らない"ってことを知っておく。
とはいうものの…この姿勢、すぐ忘れちゃう。
なんでも知ってる前提でいると、発見がないまま終わってしまう。
でも、「わたしは無知だから」って気持ちを持って向き合えたら、たくさんの発見が生まれます。
結果的に失敗したとしても、発見があったってことは『次に活かすためのヒント』を手にできたってこと。
つまりはチャンス!ってわけです。
となると、なんでもチャレンジするクセがつく。
いかに何も知らないかを心に刻んでおくの、とっても大切。
若い世代が学びをくれる
過去の経験が増えれば増えるほど、"わたし的法則"が生まれます。
"わたし的法則"をもって先回りができるとトラブルやストレスを回避しやすくなるから、基本的にはいいもの。
でも、法則で固められすぎてしまうと、新しい風が流れ込んでくるスペースがなくなっちゃうんです。
つまり、ずっと"旧わたし"のまま成長できない。
気づきを与えてくれるのって、たいていは『自分よりも後に現れた存在』です。
自分にとっての"当たり前"が、年下の子たちにとっては"不思議"ってことは、よくあること。
わかったつもりになっているときに必要なのは、柔軟性です。
「若いから知らないのね」と決めつけたり、相手を変えようとしたりせず、適度にエッセンスとして取り入れていこう。
思い込みも先入観もなくなったら
何歳になろうと、思い込みも先入観も吹き飛ばせたら、そこには伸びしろしかありません。
そんな希望に目を向けられる大人になりたい。
人がなんとなく受取拒否してしまうものって、この3つのどれかに当てはまるはず。
- 見たことがない
- 聞いたことがない
- 経験したことがない
迷ったとき、『知ってる』や『なじみがある』を基準に選ぶ人は多いと思います。
それは、大人になるほど『知らない』にはワクワク感よりも恐怖や怪しさを感じるようになっているから。
もちろん直感はどんどん活用すべき。
でも、いつも保守的な選択をしていると、思考力も弱っていきます。
いざというとき、つい思い込みや先入観に飲み込まれてしまいやすいんです。
なので、思い込みや先入観に打ち勝つための第一歩として『選んだことのないほうを選ぶ』を意識してみて!
洋服、ヘアカラー、ネイル、ランチ…タイミングは結構あるはず。
いつだって未知なるほうへ突っ込んでいくんだ~!!なんて攻めたことは言いません。
いつもと違う知らないものに触れる時間を、1秒でも増やしてみてください。
わたしも"いつもなら選ばない"を選んでみる習慣、始めてみます。