- やりたいことが見つからない
- いったん人生を見直したい
- 何かを変えたい
今回は、こんな悩みについて考えてみました。
やりたいことを見つけるのは難しいけど、やりたくないことはパッと思い浮かびませんか?
仕事でも恋愛でも『理想』より『絶対NG』を明確にして向き合うほうが現実的ですよね。
何かを変えたいけどあいまいなまま…って人は、やりたくないことリストを作ってみましょう!
作り方と活かし方、体験談をまとめました。
Contents
やりたくないことをやらなくていい生き方を目指す
- 「やりたいことやろう!」のプレッシャー
- やりたいこと探しが難しい理由
- 消去法のパワーをあなどるべからず
「やりたいことやろう!」のプレッシャー
「やりたいことをできる人生って最高!」的なお話ってよく見聞きするけど、その通り。
やりたいことをできる人生を送れたら最高ですよね。
けど、実際にやろうとすると簡単じゃありません。
なぜなら、『やりたいことをできない』どころか『やりたいことを見つけられない』からです。
やりたいことっぽいものはあるけど、ぼんやりしていて現実的じゃない
こんな風にふわっとしたままの人が多いんじゃないかな。
見つからなくて困ってるっていうのに「やりたいことをやろう!」って言われちゃうと、やりたいことがない自分は門前払いって感じがしちゃいませんか?
言葉そのものがプレッシャーになって、
やりたいことは見つけないといけないものなんだ!
と、なんだか焦ってしまう感覚。
響きがいいから多用されがちだけど、『やる』の前に立ちはだかる『見つける』が難関ですよね。
やりたいこと探しが難しい理由
やりたいことが見つかっている人は、とにかく舵を切ってみればいいだけ。
じゃあ、やりたいことを見つけられていない人は何から手をつければいいんだろう?
やりたいことを見つけるのが難しい理由は主に2つ。
- やりたい仕事探しになっちゃうから
- まだ知らないことかもしれないから
やりたい仕事探しになっちゃうから
やりたい仕事探しにすり替わってしまうと、やりたいことは見つけにくくなります。
やりたいことをやってお金が生み出せるか?生きがいを感じられるか?
初めからお金ベースの損得勘定で考えてしまうと、やったほうがいいこと探しになっちゃいますよね。
たとえば、やりたいことは「ゲームと漫画とアニメにどっぷり浸かれる生活」だとします。
これを実現するためには、
- 収入はどのくらい必要か
- どうやって収入を確保するか
など懸念点への対策を考えればいいので、最初から仕事になるかどうかを気にしなくてもよくないですか?
「稼げるか」と「やりたいか」は別。
もしやりたいこと=稼げることならラッキーなので迷わず行動しましょう。
でも、稼げることの中からやりたいことを探そうとしているなら見つけるのは難しいはず。
まだ知らないことかもしれないから
そもそも存在を知らないことに対して「やりたい」と思うのは不可能です。
たとえば、『ラーメン』の存在を知らない人はラーメンを食べたいと思わない。
食べたくないんじゃなくて、食べたいと思うきっかけがありません。
今、あなたが好きなことや興味があることだって存在を知るきっかけがあったからこそですよね。
やりたいことが見つからないのもまだ出会えていないだけかも。
やりたいことを見つけるにはいろんな体験をしてみる必要があります。
でも、この忙しい日々の中で時間とお金を捻出する余裕はなかなかありません。
だから、やりたいこと探しは難しいってわけです。
消去法のパワーをあなどるべからず
ものの見方を変えてみて、やりたくないこと探しにフォーカスしてみましょう。
やりたいことよりも比較的見つけやすいですよ!
日常生活の中でネガティブな気持ちになる瞬間を、ぜ~んぶ切り取ってみるだけ。
やりたいこと探しのように「稼げるか?」なんて難しく考えなくてもいいし、未知の世界への想像力もいりません。
すでに経験していることから洗い出すからこそ、サクサク出てくるはずです。
特に「~であるべき」とガマンしていることも、やりたくないなら書き出しちゃいましょう。
嫌なことを整理するうちに自分が心から求めているものが見えてきます。
てわけで、まずは消去法で『やりたくないことをやらなくていい生き方』を目指してみましょう!
やりたくないことリストの作り方
作り方といっても、基本は
- ノートとペンを用意する
- やりたくないこと・嫌なことを書く
これだけなんですが、リストアップしていくのはちょっとコツがいるかもしれません。
わたし自身、初めてやってみたときは何から手をつければいいのかわからなかったので、リストアップするときに意識した導線を紹介します。
- 大まかなシーンごとに考える
- 起床~就寝の流れで考える
- 常識・周りの反応は除いて考える
- 過去の経験から考える
①大まかなシーンごとに考える
まずはざっくりと整理してみましょう。
やりたくないことはたくさんあるはずなのに、いざ考えてみるとスムーズに出てきませんよね。
なので、この段階では大ざっぱな表現でOKです。
日常のシーンを大まかに分けて、それぞれ振り返ってみてください。
- 家の中でのこと
- 仕事のこと
- 家族との関係
- 友人との関係
- 恋人との関係
- お金の使い方
- 休日の過ごし方
なんとなく出てきましたか?
- 時間に追われる生活をしたくない
- 人間関係でムリするのをやめたい
とか抽象的なことでも大丈夫。まずはなんでも書いてみてください。
ちなみに、この段階で思いつくことはかなり強く拒否したがっていることです。
あまり考え込まなくても書き出せたのは、日頃から頻繁に「やりたくないな…」と思っている証拠。
ここでリストアップしたことが土台になるので、覚えておいてくださいね!
②起床~就寝の流れで考える
シーンごとに整理するとどうしても取りこぼしが生まれます。
日常の中には、区分けできない"謎の時間"も多いからです。(仕事から帰ってダラ~っとする時間とか、寝る前のスマホ時間とか…)
なので、①で取りこぼしたことを拾うために『起床から就寝までの時系列』でもう一度おさらいします。
1日のタイムテーブルを振り返りながら書き出してみてください。
イメージ(仕事日ver)
- 起床
- スマホチェック
- 支度する
- 職場に向かう
- 午前の仕事
- ランチタイム
- 午後の仕事
- 職場から自宅へ
- 夕飯の支度
- 夕飯を食べる
- 寝る準備
- 就寝
もっと細かく分けられますが、多くの人が共通していそうな行動をあげてみました。
※休日verも作ってみましょう!
仕事がルーティン化されている人は、作業内容も書き出してみてください。
- 午前中:〇〇資料のデータ整理
- 10~11時:在庫チェック
とか、細かく書いちゃってOKです。
③常識・周りの反応は除いて考える
①でざっくり、②で些細なことまで「やりたくない」を洗い出したら取りこぼしを再確認します。
やりたくないことリストを作るときは、超超超自分勝手で大丈夫です。
常識や周りの反応を気にして「さすがに自己中すぎるか…」と、反射的にリストに書くのをやめてしまったこと、ありませんでしたか?
- 人として終わってるかも…
- やらないと今の社会では生き抜けない
- 周りの人に「ムリだよ!」って言われそう
こういう感情が湧いてきても、「本当はやりたくない!」ならその気持ちを採用してリスト化しちゃいましょう!
というのも、やりたくないことリストは誰にも見せなくていいし、提出物でもありません。
あなた自身の生き方を考えるために書いているだけ!
なので、まずは何も気にせずに「やりたくない!」「嫌だ!」に忠実に。
▼自分の気持ちを大切にしよう!
④過去の経験から考える
①~③までの流れで、今の生活の中でやりたくないことは洗い出せたはずです。
最後に、今はもうやめたけど過去に「もうやりたくない!」と感じたことも、リストアップしておきましょう。
たとえばこういう経験ありませんか?
過去から学ぶ
- 尽くすばかりの恋愛
- 残業三昧で消耗する働き方
- 暴飲暴食
- コンビニでの散財
今までの経験の中で傷ついたことや反省したこと…これっきりにしたい!と思ったこと。
過去に学んだとしても、ふと気を抜いて忘れてしまうのが人間です。
今後のためにも残しておくと、より精度の高いやりたくないことリストが完成します。
リストを使って行動するときのポイント
やりたくないことを洗い出す作業って体力を使うので、完成させたときは達成感でスッキリしているかもしれません。
…が!本当に満足できるのは「やりたくないことをやめられたとき」のはず。
リストを完成させたらおしまい!ではなく、やめるための計画を立てて行動に移していきましょう。
計画を立てるときは、リストの中から以下の3つをピックアップします。
- 精神的に負荷が大きいこと
- やめるのに時間がかかるけど影響が大きいこと
- すぐやめられること
1と2については、優先して行動を起こしましょう。
『1.精神的に負荷が大きいこと』は、後回しにする余裕がないので放置せず対策を!
『2.やめるのに時間がかかるけど影響が大きいこと』は、実現できれば人生がかなり好転します。
でも、時間が必要なことなので1日でも早く準備を始める必要があります。(例:転職・引っ越しなど)
3はパパッと片づけてしまうのがおすすめです。
どんな些細なことでも、やりたくないこと・嫌なことが日常の中から1つずつ消えていくとストレス軽減に繋がります。
塵も積もれば山となる精神で向き合ってみてください。
▼とりあえずでも行動してみるから未来を変えられる。
体験談|やりたくないことリストで生活が変化した
わたし自身が『やりたくないことリスト』を作ったときの経験談をお話させてください。
今回まとめた通り、取りこぼしのないようにリストを洗い出しました。
自分の毎日を多面的に見直すのって思ってるよりも難しくて1週間以上かかりました。
日常の中で「あ、これも嫌!」と気づいたら都度スマホにメモったり…いつもセンサー働かせてましたよ!
わたしの「やりたくない」軸の中心にあったのは、仕事や働き方に関することでした。
Myやりたくないことリスト
- 出社したくない
- 組織で働きたくない
- 早起きしたくない
- 嫌なことをガマンしたくない
数ヶ月後、在宅の仕事に転職してみたら「やりたくない」がどんどん片づいていきました。
やめたらガラッと変化できるポイントを抑えると一気に状況が変わって、心と時間に余裕が生まれます。
そして、最近またリストを作ってみたら、やりたくないこともアップデートされていたんです。
- 場所、時間に縛られたくない
- 毎日同じリズムで働きたくない など
どれも前回洗い出したやりたくないことをやめられたからこそ、新たに気づけたことでした。
やりたくないことをやめていくと、本当にやりたいことが見えてきます。
やりたくないことをやめた分の時間で新しいことを始められるから、やりたいことにも出会いやすくなるんです。
やりたくないことリストを作った後は、こんな風に展開していくイメージで行動しました。
- やりたくないことを知る
- やめるための行動をとる
- 心と時間に余裕が生まれる
- 新しいことを取り入れてみる
▼やりたくない!を減らすための努力なら結構頑張れます。
やりたくないことリストは作った後が大切!
やりたくないことリストを作るだけで、自分への理解が深まります。
それだけでも前進にはなりますが、リストを使って行動を起こすことこそが重要です。
やりたくないことをやめると、いっぱいいっぱいだった視界が開けてきます。
わたし自身もっと視野を広げたいので、やりたくないことリストは定期的にアプデし続けようと思ってます!
やりたくないことをやめられた達成感を積み重ねていきましょ~