- 頑張りすぎて疲れてしまう自分を変えたい
- 頑張りすぎないコツを知りたい
- あの人はどうして頑張りすぎるのかな?
今回は、こんな悩みについて考えてみました。
頑張りすぎちゃう人って、自分で自覚があることは少ないと思うんです。
頑張ることはステキだけど、度が過ぎると疲れちゃいます。
わたし自身、頑張りすぎて体調を崩した経験から、頑張りすぎる人の特徴をまとめてみました。
Contents
頑張りすぎる人の特徴10選
- 完璧主義
- 苦手なことにフォーカスしがち
- 自信がなくて評価を気にする
- 頼るのが苦手
- 実は自分のことが結構好き
- 心配性で失敗が怖い
- 面倒見がいい
- のんびりよりも忙しく過ごしたい派
- 頑張らない自分に価値がないと思っている
- HSP気質を持っている
完璧主義
頑張りすぎる人は、何をするにも完璧に仕上げないと納得できません。
目標設定が高くてストイックな人が多いのかも。
どんなことでも手を抜かない姿勢はステキだけど、『完璧』を目指し続けるのは疲れちゃいませんか?
なぜなら、『完璧』には明確なゴールがないから。
初めから存在しないゴールを永遠に探し求めるって、結構な修行じゃないかな?
完璧主義になると、いつまでたっても達成感が得られません。
だから、見えないゴールを目指してずーーーっと全力で走り続ける=頑張り続けてしまうんです。
▼完璧主義さんが肩の力を抜くコツをまとめました!
苦手なことにフォーカスしがち
誰にでも得意不得意はあるものだけど、つい頑張りすぎちゃう人って不得意ばかりを気にしがちです。
学生の頃から、勉強の仕方には大きく2種類ありましたよね。
- 得意科目を伸ばそう
- 苦手科目を減らそう
苦手科目ばかりに時間をかけると『できない自分』の存在感がどんどん増していきます。
「なんでできないの?」の連発で、最終的に、勉強も自分自身もキライになっちゃうんです。
苦手→得意の切り替えは簡単じゃありません。
『苦手改善』にフォーカスするクセがついていると、過剰に頑張ってしまいがちです。
▼苦手と向き合って落ち込むの、もったいない!
自信がなくて評価を気にする
頑張りすぎる人は自分に自信がありません。
自分は他人と比べて劣っていると思っているからです。
「他の人より、もっと頑張らなきゃ!」
と、ついつい肩に力が入っちゃうこと、ありませんか?
自分に自信がないので自分の魅力に気づきにくく、自分で自分を認めてあげることが苦手です。
結果的に、周りからの評価でしか自分を認めることができません。
なので、いつも周りの反応を気にして限界まで頑張っちゃう…っていうしんどいループが生まれるわけです。
▼自分の価値をもっと認めてあげましょう。
頼るのが苦手
誰かの力を借りたら簡単にできることでも、自分ひとりでチャレンジしようと頑張っちゃいます。
ストイックな努力家なので、『すぐに誰かの力を借りる』という選択肢はそもそも存在しません。
『頼る=甘える』だと誤解している人も結構いますよね。
周りにどう思われるかを気にしすぎる一面もあるので、
「もしかして今忙しいかな?」
「こんなこと頼んだら、空気読めないと思われるかも」
と、申し訳ない気持ちになって、自力で解決しなければ!と頑張りすぎてしまいます。
実は自分のことが結構好き
頑張っている自分、困難と向き合っている自分が、なんだかんだ好きだったりします。
だから、悩みつつも心の底から「変わりたい!」とは思ってない人もわりといたり…?
『実は』というのがポイントで、本人も無自覚なパターンが多いんです。
ちょっと意地悪な表現かもしれないけど、ナルシズムが発動している人もいます。笑
「頑張りまくったからこそ達成できた!」という成功体験もあるはずだからね!
限界まで頑張るのが好きなので、つい夢中になってしまって、周りが心配しているのに気づけないことも。
仕事でも家庭でも、周りが見えなくなって、チームを振り回してしまうのだけは避けてくださいね!
心配性で失敗が怖い
頑張りすぎる人は、心配性で失敗することを極端に怖がります。
「これだけ頑張れば大丈夫!間違いないと思えるだけやりきった!」
と、納得できる状態まで準備を済ませないと、なかなか安心できません。
確実性・安全性を高めるためのリスクマネジメントをした結果、つい頑張りすぎてしまうんです。
▼軽いノリで一歩進んでみるのもあり!
面倒見がいい
頑張りすぎる人は、とても真面目で細かなことにもよく気がつきます。
よく褒められませんか?
- 気配り上手
- 察しがいい
- 空気が読める
なので、自分のことだけに限らず、友人・後輩・家族などのサポートにも全力。
自分のことで忙しいはずなのに、同じくらいの熱量で一生懸命向き合ってくれます。
きっと頼りにされやすい人も多いはずです。
それは素晴らしいんですけど…気づくと自分のことが後回しになりがち。
定時を過ぎてからやっと自分の仕事に取り掛かったり、家族のお世話をしているうちに夜中になっていたり…。
自分はひとりしかいないのに、頑張りたいことが多すぎるんです。
のんびりよりも忙しく過ごしたい派
スケジュール帳を開いてみてください。
どうですか?予定でびっしり?それとも、結構ゆとりがありますか?
ライフスタイルや性格が違うように、予定の入れ方だって人それぞれ。
週末は自宅で静かに過ごしたい人もいれば、週末こそ外でアクティブに過ごしたい人もいます。
好みはさておき、予定で埋め尽くしたいと思う人でも体力的に追いつかないときがあります。
頑張りすぎる人は、自分の気持ちを優先して体力温存ができず、どの予定もこなそうとしてしまいがち。
活動と休息のバランスが崩れると、疲れているのに頑張らなければなりません。
頑張らない自分に価値がないと思っている
頑張りすぎる人は、「わたしは頑張らないと誰にも受け入れてもらえない」と考えてしまいがち。
こんな経験してない?
- 厳しい環境で育った人
- 早くから自立せざるを得なかった人
- 結果がすべての世界にいる人
こういった経験によって自己肯定感が上がりにくくなって、『ただの自分』では無価値だと感じてしまいます。
なので、何か結果を残さなければ!と必死になり、頑張りすぎちゃうんですね。
▼頑張らなくても幸せに生きられると気づいたお話
HSP気質を持っている
HSPとは、生まれつき感受性が強く、敏感・繊細な気質を持っている人のこと。
HSP気質を持つ人は、ほかの人が気にしないような細かなことにもよく気がつきます。
気づきが多い分、『やるべきこと』『やらなくてもいいこと』の整理が複雑化してしまい、考えるだけでも消耗してしまうんです。
HSPさんは周りに敏感
- HSPさん:10個の課題を見つける→頑張る×10
- 非HSPさん:5個の課題を見つける→頑張る×5
みんなと同じことに取り組んでいても、意識する課題の数が多くなるので、自然と頑張りすぎてしまいます。
▼自分や知人がHSPかも?と思った人はチェックしてみてください。
『適度に頑張る人』になる方法|意識すべき考え方4つ
頑張りすぎてしまう人たちは、頑張りが過度になってしまうだけ。
これからは『適度に頑張る』へ意識を向けてみましょう。
適度に頑張る人になるための考え方について、まとめてみました。
- 『評価される人=完璧な人』ではない
- 比較すべきは『昨日までの自分』
- 失敗することで成長できる
- 頑張り度合いの『腹八分目』を見つける
『評価される人=完璧な人』ではない
適度に頑張る人になるには、他人の評価を気にしすぎないことが重要です。
とはいえ、考え方をいきなり180度ガラッとは変えられませんよね!
他人の評価を気にしてしまうのはゆっくり変えていくとして…「じゃあ、周りから評価される人ってどんな人なんだろう?」と、考えてみてください。
身近な人から世界の著名人まで、いろんなタイプの人をイメージしてみましょう。
『頑張って完璧にこなす人』『空気読みを優先して辛くても頑張る人』だけが評価されてそうですか?
他人からの評価を得るためには『とにかく頑張ること』が絶対条件とはいえないですよね。
評価される人の定義を考え直すところから始めてみましょう。
比較すべきは『昨日までの自分』
生きている限り、境遇や雰囲気が似ている人に出会う可能性はありますよね。
たとえ共通点が多かったとしても、外見が似ていたとしても、みんな別の人間です。
それなのに、なぜかすぐ比べてしまうんですよね。
- わたしはAさんよりもプレゼンが苦手
- Bさんの英語力はわたしよりも高くて羨ましい
そもそもまったく同じ人間ではないのに、比べる意味ってあるんでしょうか?
どうせ比べるなら、相手は『昨日までの自分』にしましょう!
- 前回よりも質の高いプレゼンをするにはどうしたらいいか?
- 先月よりも、字幕なしで英語を理解できるようになった!
昨日までの自分との比較なら、成長できているのか・成果が出ているのか、正しく判断できるはずですよ。
▼自分へのハードルを下げれば自信は育ちます。
失敗することで成長できる
失敗しないように行動することは大切ですが、失敗にはポジティブな面もあるということを忘れないでください。
失敗に関する有名な名言を2つ紹介します。
Anyone who has never made a mistake has never tried anything new.
一度も失敗をしたことがない人は、何も新しいことに挑戦したことがない人である
アルベルト・アインシュタイン(1879~1955)
I have not failed. I’ve just found 10,000 ways that won’t work.
私は失敗したことがない。ただ、1万通りのうまく行かない方法を見つけただけだ
トーマス・エジソン(1847~1931)
「失敗したことはありません」と言い切れるほど最強マインドになろう!とまでは言いませんが、頑張りすぎてしまう人にとって有益な考え方です。
失敗することで、新たな選択肢が生まれて視野が広がります。
「得意な人に頼る方が早い」と気づきやすくなるし、経験が増えることで自信にも繋がりやすくなるんです。
いろんなことを試してみると失敗も多くなりますが、『よくあること』になるので、対応力も身について怖くなくなりますよ!
▼とりあえず行動を起こして知ろうとしてみることが大切!
頑張り度合いの『腹八分目』を見つける
健康のためにも、食事は腹八分目が推奨されていますよね。
少しだけ余裕があるからこそ、おいしさを嚙みしめられるし、食後の時間も楽しく過ごせるんです。
同じように、頑張り度合いにも腹八分目の感覚を取り入れてみてください。
どのあたりが腹八分目なのかは人それぞれなので、自分を研究してSOSのサインに気づくことが大切。
どうしてもつい頑張りすぎてしまう人は、周りの人に腹八分目を決めてもらって、注意してもらうのもおすすめ。
いわばドクターストップです!
自然と周りの人がサポートしてくれるようになるので、相乗効果で『適度な頑張り方』が身につけられます。
▼頑張りすぎたときは、あらゆる面から自分を空っぽにしましょう!
頑張りすぎなくても大丈夫!『適度に頑張る』を身につけよう
頑張りすぎる人の中には、自分自身でも「なぜ頑張りすぎてしまうのか」わからず困っている人も多くいます。
とらえ方を変えてみたり、周りに相談してみたりすると、少しずつ肩の荷を降ろせるようになっていくはず。
とにかく、長~~い目で向き合ってみましょう。
何事にも一生懸命になれるのは長所なので、あとは『適度』なラインを見つけるだけです!
『適度に頑張る人』になるために意識すべき考え方4つを、日常の中に取り入れてみてくださいね。