自分が楽しい・癒される・喜ぶことをどんどんやっていこう!
と言いたいところですが、それがわからないから困ってるって人、結構いると思う。
わたしもそうだったからわかるんだけど、きっとね、頭で考えすぎなんです。
そんなわたしが試してみたのが、『自分の五感』に教えてもらいながら生活すること。
五感にフォーカスし始めてから、"感じる"という感覚を思い出せるようになってきました。
てわけで、今回は日常のなかで五感を喜ばせることにこだわってみよう!というお話です。
五感を喜ばせよう
情報だらけで休む間もなく思考している現代人、そりゃバランス崩しちゃうよね。
心で感じる<頭で考える
心より頭が優位になってるから、「これメリットある?」とか「この年齢でこんなことしてたらまずい?」とか、ごちゃつく。
なので!主語を『自分』から『自分の五感』に置き換えてみるんです。
自分の五感が楽しい・癒される・喜ぶことをどんどんやっていこう!
視覚・聴覚・嗅覚・触覚・味覚
わたしの五感さんたち、それぞれどんなことをしたら喜んでくれるんだろう?
そこに注目して生活してみるんです。
五感は、"感"って名づけられてるくらいだから感じるものです。
視て聴いて嗅いで触れて味わって、どう感じた?をいつも自分に問いかける。
〇なら取り入れて×なら手放して…と試行錯誤していくうちに、自分のことも見えてきます。
自分のことを知るために、自分の五感にヒントを教えてもらう…そんな感じです。
五感にこだわって暮らす
- 視覚
- 聴覚
- 嗅覚
- 触覚
- 味覚
視覚
自分の目がカメラレンズだとしたら、どんな景色を映したいですか?(人でも空間でもモノでも)
わたしは、映したいものを少しでも長く映せるように、映したくないものは映さずに済むように、日々意識しています。
- 視界に入るとほっこりする
- うっとりと眺め続けたくなる
- 心が洗われてスッキリする
こういう気持ちになれる景色を増やしたいなと。
たとえば、洗い物がたまったままのシンクは、視界に入るたび気持ちがズドーンと重たくなります。
そこで、「この景色はわたしが映し続けたいものではないんだなぁ」と実感するわけです。
じゃあどんな景色なら幸せなのか?をイメージすると、ピカピカすっきりのシンクが思い浮かぶ。
なので、サクッと(時には重い腰をあげて)洗っちゃって、自分の視覚を喜ばせる。
そんな感じで、自分が見たい景色(姿・状態)に寄せていくんです。
聴覚
わたしは「明け方の海に行って、波の音をぼーっと聴いていたい」ってふいに思うときがあるんですが、波の音からは癒しの周波数が出ているそうです。
音と周波数について詳しく学んではいないけど、深く関係していると個人的には思っています。
- 音楽
- 声音
- 自然の音
- 会話や言葉
日常的に耳にする音を自分が心地よいと感じられるか否か基準で選べば、聴覚を喜ばせることができます。
なかでも意識したいのが、自分が発する言葉は自分が1番聞いている説。
ならば、自分を喜ばせたり癒したりできる言葉を選んで発していきたいです。
嗅覚
香りを嗅ぐと記憶がよみがえるって言いますよね。
誰かを思い出したり、昔の出来事がパッと思い浮かんだり。
わたしも大人になってから母校を訪ねたとき、『懐かしい香り』とともに記憶が掘り起こされる体験をしました。
そのくらいダイレクトに嗅覚と脳は繋がっているそうです。
香水、お香、ディフューザー、キャンドルを使って好きな香りを意図的に感じることもできます。
もっと自然に嗅覚を満たすなら、
- おいしい料理で香りを楽しむ
- 外に出て季節の香りを感じる
- 洗濯物の香りを楽しむ
- コーヒーの香りで癒される
好きな香りを日常に取り入れることって簡単なのに効果が大きいと思います。
触覚
触れた感じ、どう?を追求します。
- 着心地のよい服
- 触り心地のよい髪や肌
- 座り心地のよいソファ
- 握り心地のよいペン
- 打ち心地のよいキーボード
打ち心地なんて言葉があるのかはさておき、こういうことにこだわるんです。
ふわふわ、サラサラ、もちもち、擬音語に当てはめるとわかりやすいかもしれません。
どういうものが自分の触覚を満たしてくれるのか?を意識します。
味覚
味覚は食事に関することに限られると思うんだけど、食事ってなくてはならないもの。
五感全部で楽しもうと思えば、どこまでもこだわれます。
- 視覚:彩り・食器や食卓のデザイン
- 聴覚:BGM・会話内容・調理音
- 嗅覚:おいしそうな香り
- 触覚:食感・食器の使いやすさ
風邪を引いたときの"味のしない食事"ってなんだか寂しくないですか?
当たり前のようで忘れがちだけど、味覚を喜ばせることで幸福度はグンと高められます。
「ただ胃を満たすために食べている」状態になるのは味覚がかわいそうなので、喜ばせるための工夫をしてみましょう。
いい気分は選択できる
結構あるのが、すべてを満たしていない場合です。
- 見た目(視覚)は気に入ってる服だけど、着ると動きにくさ(触覚)を感じる
- おいしくできた(味覚・嗅覚)けど、盛り付け(視覚)でやらかした
こんな風に「ここは好きなのに…ここが惜しい!」なやつ。
理想的な形にたどり着くまでには時間がかかるかもしれません。
でも、ひとつずつ経験していくことに価値があります。
失敗したくないから(お金も時間ももったいない!)って、経験をすっとばして、誰かの意見ばかり取り入れていると、自分を満たせなくなるんです。
自分と他者は違うので、"自分の"五感はどうなのか?に集中してみてください。
もっと言うと、「昨日は好きだったけど今日はそうでもない…」なんて移り気なのが人間なので、都度確認です。
この香りはどう?この使い心地はどう?この言葉を耳にした感じはどう?
それならやめよう!それなら導入しよう!
事あるごとに自分に問いかけて選択します。
五感に注目して日常を整えていくと、ささいな何かがストレスになっていたことや、逆にたったこれだけで幸せ感が高まるってことに気づけるはずです。