- 自分軸って何のことかわからない…
- 自分の本音が言えずに我慢してしまう
- 自分らしく生きられる環境を見つけたい
今回は、こんな悩みについて考えてみました。
自分軸を持っていないと、他人に振り回されて、自分の人生の濃度が薄くなってしまいます。
一度きりの人生なのに、他人のことで消耗するなんて許可しちゃダメです!
私自身が他人軸で生きていたときに起きた実体験とともに、自分軸の大切さをまとめました。
Contents
自分軸を持つと生きるのがラクになる理由
「自分軸を持って生きましょう!」
なんて、突然言われても、そもそも『自分軸』ってピンと来ませんよね。
まずは、自分軸を持つとどんな風に生きられるのか、3つの側面からまとめてみました。
- 周りに振り回されず生きられるから
- 自分自身の理解者兼サポーターになれるから
- 『やらされている感』なく働けるから
周りに振り回されず生きられるから
周りに振り回されずに生きる自分を、イメージしてみてください。
自分軸を持つって?
- 会社でとやかく言われても気にならない
- 世間で話題のネガティブニュースも気にならない
- 世間のトレンドに闇雲に飛びつかない
- 自分が今すべきことを理解できている
どうでしたか?
自分自身がブレない心を持っていれば、周りが騒がしくても
「にぎやかだね~(ニコッ)」でおしまい。笑
自分を知って、自分がこれからどうなりたいかを考え、そこに向けて集中してみるんです。
自分軸を持つと、『自分ではコントロールできないこと』に対して、動じずに過ごせるようになります。
SNS内の話題、有名人のゴシップ、社内の噂話
毎日いろんなことがあるけど、ほぼスルーできる!
もちろん、あらゆることに関心を持って、アンテナを張りつづけることも大切。
(なかには、仕事上、情報速度と切っても切れない人もたくさんいますもんね!)
それでも、出来事すべてをジャンル分けして、整理することを意識してみてください。
自分が関与していて解決できること
自分が関与しているけど解決できないこと
そもそも自分が関与していないこと
振り回されてしまう人は、他人の目を気にしすぎているのかもしれません。
まずは、自分を知ることに集中してみましょう!
自分軸を優先できるようになると、心の消耗がグッと少なくなりますよ。
▼自分軸を持っていない人の特徴をまとめました。
自分自身の理解者兼サポーターになれるから
あなたの人生の中で、何があってもあなたから離れられない人は『あなた自身』です。
つまり、誰でもないあなた自身が
『あなたの人生を一番そばで支えつづけてくれる存在』ってこと!
自分軸を持つためには、自分について深く知ることが必要不可欠です。
たとえば、こんな感じに…
セルフインタビュー
- 心が落ち着くのはどんなとき?
- 疲れたときに行きたくなる場所は?
- ありのままでいられる瞬間は?
- 好きな時間帯は朝?昼?夜?
- 何をしているときに幸せを感じる?
- 自分が輝くのはどんなときだと思う?
こんな風に些細なところから見つめ直すと、少しずつ自分に詳しくなれるんです。
仲良くなりたい人に出会ったら、相手のことを知りたいと思いますよね?
今、あなたが仲良くなるべき相手が『あなた自身』だったとしたら、質問はたくさん思い浮かぶはず。
『自分自身のよき理解者』を目指すうちに、自分を客観視する習慣が身につきます。
▼周りの声に振り回されて、自分がわからなくなってない?
『やらされている感』なく働けるから
1日8時間以上は仕事に関わっている社会人にとって、仕事と人生を切り離して考えるのは難しいですよね。
『自分らしい生き方』を目指すなかで、働き方を見直すことはスルーできません。
自分軸を持つと、『今の職業・働き方は自分が望んで決めたもの』と主体的にとらえられます。
なので、やらされているという受動的な感覚に陥りにくいんです。
同じ環境でも、自分軸を持って向き合うのと、そうでないのでは充実度に大きな差が生まれます。
- 理想の働き方に向けて、やるべきことをやる
- 目的もなく、毎日言われたことだけをやる
働きたくない!と思っている人は、もしかしたら『今の働き方』が好きじゃないだけかもしれません。
誰かために自分の力を使うこと自体は好き!
なのに力を発揮できる環境じゃないから嫌
だったり…?
今の仕事の何が不満なのかをハッキリさせるのも、自分軸作りに役立ちます。
自分軸を持つために、まずは自分の本音を否定せず、耳を傾けることから始めましょ!
▼自分を知ることで、無理せず働ける環境探しを始められました。
▼働きたくない人にも種類がある。まずは自分がどれに該当するか知ってみましょ。
自分軸を持たずに生きていた私に起きたこと【実体験】
自分軸がないことに気づいてすらいなかった私。
昔から「いつもなんかしんどい…なんでだろう?」と思いつづけてきました。
30代になっても、疑問と向き合えずに過ごした結果、起きてしまった出来事を振り返ってみました。
今でも同情しそうになるくらい、当時の私はしんどかった~!笑
- 合わない職場で無理し続ける
- 常にどこかに異変を抱えている
- 喜怒哀楽が『怒』『哀』だらけになる
合わない職場で無理し続ける
自分の価値観よりも、『とりあえず好条件がそろっている』という社会的評価を理由に転職をしました。
結果、人間関係のトラブルに巻き込まれることに。
同じ部署内だったので距離を取ることもできず、休日も頭から離れなくなるほど、常に悩んでいました。
パパッと転職すればいいものの、社会的評価が手放せなかったのか、退職せず自分を追い込む日々が始まります。
自分軸がなかった私は、『今の自分にとって何が大切か?』を知ろうとしていませんでした。
「この経験は、自分の成長には必要なんだ!」と言い聞かせて無理していたんです。
たしかに、この経験のおかげで学べたことは、数え切れないほどあります。
なんなら、自分軸を考えるきっかけにもなりました。
けれど、『努力=苦しいもの・耐えるもの』ではありません。
自分の目標・目的がハッキリしていれば、その職場にこだわる必要はないことにも気づけたはずです。
▼お局さまに出会っても『自分軸』があれば生き抜けるかもしれない。
常にどこかに異変を抱えている
無自覚に他人軸で生きていた頃の私は、いつもどこかしらに謎の異変が現れていました。
- 常に顎ニキビが発生
- まつ毛が抜ける
- まぶたがかぶれて腫れる
- 暴飲暴食
- お酒1杯で泥酔
これだけ異常が起きているのは、心のSOSだったはず。
なのに、自分自身の正直な気持ちと真剣に向き合おうとしませんでした。
そうしてやり過ごしているうちに精神面がより不安定になってしまい、退職することに。
休息期間を作らないと、うまく思考が回らないような状態でした。
それなのに、この休息期間に入った途端、通院しても治らなかった異変たちがすべて解消したんです。
全身を駆使して、
「無理してるよね?あなたのしたいことって本当にそれなの?」
と、問いかけてくれていたことにも気づかないくらい、自分に対して鈍感だったんです。
▼大人だからこそたまには休む。おすすめの過ごし方も紹介しています。
喜怒哀楽が『怒』『哀』だらけになる
当時は、目的もなく毎日流されるまま。
気分で行動選択をしていたので感情的になりやすく、いつも疲れていました。
負の感情優位に
- すぐ傷ついてすぐに泣く
- いつまでも失敗を引きずる
- 常に何かにイライラしている
- イライラを隠せない
- 不平不満ばかり口にする
- ネガティブな口癖が増える
『自分軸がない人は、イライラしやすい・ネガティブになりがち』という意味ではありません。
選択の連続が未来を作っている、とイメージできていなかったんです。
イメージできていれば、もう少し感情に振り回されず、前向きな自分に変えようとコントロールできたはず。
イライラしたり怒ったり不満ばかり口にする自分のこと、好きになれますか?
もっと自分を大切にしようと思えていたら、いちいち不機嫌になるのがもったいないことだとわかりますからね。
負の感情が優位になりすぎて『負』に敏感になった結果、より多くの負の出来事を引き寄せていましたね。
▼不機嫌さん、もれなく損いたします…!
自分軸がわからない人向け|今日からできるトレーニング5つ
- 日常的に自問自答を意識する
- 自分を大切な人に置き換えてみる
- 読書で知識を身につける
- 自分の『好き』に囲まれる時間を作る
- 前向きな『私なんて…』を活用する
日常的に自問自答を意識する
「5年後の自分はどうなっていたら幸せですか?」
と問われたとしても、すぐに答えるのは難しいですよね。
実際に自分軸を見つけようとしてわかったのは、
自分軸は考えてすぐわかるものではなく、時間をかけて研究しながら作っていくものということ。
まずは、自分を知ろうとすることから始めてみましょう。
私たちの毎日は選択肢の連続で、その積み重ねが1年後、5年後、10年後につながっています。
朝食は何を食べようか
今日は何を着ようか
どうやって通勤しようか
どれもじっくり考えている人より、いちいち考えずルーティン化している人が大半ですよね。
そこをあえて変えてみる。
「これでいいや。」から「今の自分の気分だと…これ!」
と、自分自身の心に興味を持って問いかけるクセをつけてみてください。
自分に関するデータが集まって、今の自分が少しずつわかるようになりますよ。
『水曜日は不機嫌になりがち』とか、そんなんでいいんです!笑
自分を大切な人に置き換えてみる
どうしても自分と向き合う感覚が掴めない…。
そんなときは『もし私じゃなくて、私の大切な人のことだったら?』と、置き換えて想像してみましょう。
自分の幸せについて考えると、つい謙遜してしまう人もいます。
でも、家族や友達の幸せのためなら「何かあったら支えたい、応援したい」と、強く思えるかもしれませんよね!
たとえば、大切な人が無理に頑張っている姿を見かけたら、どんな声かけをしますか?
- どうして無理してるの?
- 私にできることはある?
- いったん好きなことして休もう!
- もっと自分を大切にしてね!
こんな風に、聞いたり励ましたりするんじゃないでしょうか。
この言葉をそのまま自分自身に向けてみてください。
繰り返しているうちに、自分の本心・なりたい姿・そのために今すべきことがパッと見えてくるかも!
読書で知識を身につける
自分軸を見つける方法を教えてくれる本を、何冊か読んでみましょう。
ノート片手に、インプットとアウトプットを繰り返しながら読むのがおすすめです。
知識を得るだけでも読書する価値はありますが、実践してみて体感することが大切。
なかなか相談できる人がいないときにも、本が力になってくれることはよくありますよね!
自分の『好き』に囲まれる時間を作る
自分にとって、心地よいと感じられることを追求する時間を作りましょう。
- 好きな場所
- 好きなファッション
- 好きなメイク
- 好きな食べ物
- 好きな映画
- 好きな音楽
- 好きな香り
- 好きな人
ひとつずつ考えてみてください。
『好き』を集められたら、それぞれ「なぜ好きだと思うのか?」を考えてみます。
自分の『好き』を掘り下げることで、理想とする生き方や働き方の輪郭が、ぼんやりと見えてくるんです。
『好き』にはルールがなく、正解不正解もありません。
だからこそ、人それぞれの個性が現れやすく、自分を知る近道としても役立ってくれるんです。
前向きな『私なんて…』を活用する
「私なんて…」と聞くと自分を卑下しているようですが、違う目的であえて使ってみましょう。
自分軸を持っていない人の中には、他人に合わせすぎて自分を見失っている人もいますよね。
他人軸を優先=相手の心地よさを優先した行動をとってしまいがちなんです。
本心ではやりたくないことでも断れない
自分の意見を言えない
相手の機嫌をとれるかで行動を決める
そこで、いい人モードになろうとした自分を
「私なんて、そんないい人じゃないし!」と心の中で否定してみるんです。
すると、徐々に相手に合わせなくても平気になって、自分軸を持った行動ができるようになります。
断ることは断る!言うべきことは言う!
一度やってみると、こんなもん…?と拍子抜けするくらい、簡単に自分の意見を伝えられるようになりますよ!
『自分』を研究して自分軸を作り上げていこう
今、自分軸って何?自分のことがよくわからない…と悩んでいる人は、
『自分軸を持った後の自分はどんな感じか』をイメージして、トレーニングに励んでみましょう。
研究対象:自分
研究期間:一生涯
という(謎の)設定で、人生を通して楽しめる趣味のように、気楽に取り入れてみてほしいです。
もちろん、私もこの研究はずーっとつづけます!
一緒に、自分軸を持って今よりもラクに生きる人生を極めましょうね。