最近思うこと。
人生は「思い通り」じゃなくて「思い込み通り」になるのかもしれないぞ?と。
だとしたら、人生しんどい…と感じさせられるような思い込みたちとはお別れしていったほうがいいよね!という話について書きました。
日々生きる中で「わたしの人生思ってたのと違う!!こんなはずじゃ…」と悩んでいる人にとって、新たな視点を持つきっかけになってくれたら嬉しいです。
思い込みの影響力は強い
人生は「思い通り」じゃなくて「思い込み通り」になる。
わたしの考える2つの違いは?と言いますと…
- 思い=信じたいこと
- 思い込み=信じ込んでいること
「思い通り」の『思い』を別の表現に換えると、『願望』『理想』『期待』『想像』あたりが近い。
〇〇になったらいいなぁ…と、夢を描くようなイメージです。
対する『思い込み』というのは、
- 当然・常識と思っていること
- そもそも疑う気がないこと
- 純度100%で信じ切っていること
- そういうものじゃん。と思っていること
推理小説の「どんでん返し」なんてまさに思い込みの力を利用したものですよね。
そりゃそうでしょ!と信じ切っていた大前提(思い込み)ごと、まるっとひっくり返される衝撃たるや。
そんなこんなで、わたしの解釈では『思い』よりも『思い込み』のほうがだいぶ強い存在ということになります。
日常には想像以上に多くの思い込みが潜んでいて、それをベースに意思決定しがち。
だから、「人生は思い込み通りになる」のほうがしっくりくる!という結論でございます。
だとすると、思い込みが人生に及ぼす影響はだいぶ大きくって、カギを握っているってこと。
自分の可能性を狭めてしまったり、不安にさせたり暗い気分にさせたりするネガティブな思い込みに気づいて解除していくことが重要なんじゃないかなと。
そして、自分にとって都合のいい思い込みを新たに搭載していこう!
不要な『思い込み』を探し出す
- 謎の条件付けをやめる
- 自分と他人の線引きをする
- 過去に引っ張られすぎない
1.謎の条件付けをやめる
理由を問われるとよくわからないけど、なぜか自分の心深くに浸透してしまっている概念・価値観ってありませんか?
『思い込み』って自分の中で常識化してしまっていて、疑う余地もなくなっていること。
なのですぐに自覚しにくいかもしれないけど、いったん「自分の心にも根付いてしまっているかも?」と疑いをもって考えてみてほしいです。
よくあるのは、犠牲ありきの考え。
悲劇のヒロイン的な…対価を支払って何かを手に入れるような、無条件では与えませんよと言わんばかりの。
- 頑張らないと幸せになれない
- 仕事とは我慢のうえで成り立つもの
- 若くて可愛くないと愛されない
- スタイルがよくないとオシャレしちゃいけない
謎の条件をつけて自ら人生の難易度をあげてしまうクセ、わたしは結構やってました。
ずーっと穏やかに幸せでいられる人生があってもいいのに、なぜか「そんなはずはない。山あり谷ありを越えた先に、苦労を知って噛みしめるのが幸せだ!」と、どこかで思い込んでしまっている。
幸せもお金も愛も、ただでは手に入らないよねという思い込み。
苦しみすらも味わって楽しみたいならそのままでいいけど、そうじゃないなら不要な思い込みですね。
2.自分と他人の線引きをする
思い込みの中には"誰か"の思い込みが伝染してしまっている場合もあります。
たとえば、1つめであげた「頑張らないと幸せになれない」という思い込み。
ある人はそう思い込んでいるかもしれないけど、自分までその価値観を採用しなくていいんですよね、本来は。
でも、周りの反応に縛られて生きていると、反射的に他人の価値観まで自分の人生に取り込んでしまいます。
- 美人とは〇〇だ
- 仕事ができる人は〇〇をしている
- 〇歳になったら××は卒業しよう
- 普通は~
- 一般的に~
- 常識的に~
こういう論って世の中にたくさんあるけど、しっくりこなければ心の中で(ほう、あなたはそう思ってるんですね!)と言って終わらせていいんです。
自分と他人の線引きをしないってことは、他人の価値観(思い込み)の世界で生きるってこと。
永遠に周りからの評価を気にする人生ってかなりの負荷です。
自分はどう思うか?を軸に整理していきましょう。
無意識に受け入れてしまった他人の声が、自分の中で『思い込み』に変化して居座っていることに気づけるはずです。
3.過去に引っ張られすぎない
昔の出来事を理由に「できない」「無理だ」「合わない」「よくない」と思い込んでしまっていることってありませんか?
過去がどのくらい過去かにもよりますが、記憶ってあてにならない。
無意識に脚色・改ざんしていたり、そもそもの解釈が歪んでいたり…もはや妄想かも?な世界です。
過去の反省を今に活かすのはいいけど、諦めや自己否定の材料にしてしまうのならもったいない。
ちなみに、わたし自身も、最近まで過去に引っ張られすぎて謎の思い込みをこじらせていました。
わたしは手先が不器用代表
これは小学生の頃の出来事(ミシンが下手すぎた思い出)がきっかけだったんだけど、「さすがに情報古すぎ!アップデートしよう!」と。
思い込みを疑ったおかげで、これまでの自分なら避けていた編み物という趣味ができました。
子どもの頃のしょうもない思い込みだけど、"自分の可能性を狭める"という役割をしっかりと果たしていたわけだから、やっぱり思い込みは侮れません。
自分に都合よく思い込むべし
自分の足を引っ張る思い込みたちって、日常の中に当たり前のように存在しているんですよね。
わたし自身、意識し始めたばかりだけどわんさかあります。
これからは不要な思い込みを解除して、新たに"自分にとって都合のいい思い込み"で上書きというアプデ作業を強化していきたいなと。
口癖が思い込みに繋がることもあるから、普段から言葉選びにも意識を向けたいですね。
「人生は甘くないよね」とか「そんなうまい話はないでしょ」とか、こういう言葉を使っているとその通りになるわよと。
脳は自分の信じていることを証明しようとする機能を搭載しているそうです。
「自分は不幸だ…」と思い込んでいると、それが真実であると証明してくれる出来事を探し出す(生み出す)みたいなこと。
"ある出来事のどの側面に目を向けるかで意味が変わってくる"ということですよね。
どうせなら都合よくハッピーな思い込みで生きていきたいな。