前回の記事で『絶望期』に突入したときの過ごし方についてお話ししました。
人生に絶望して何も考えられない、塞ぎこみたくなる暗闇の時期に突入したら、徹底的に自分を休ませる!
あるとすれば、それが唯一のお仕事です。
というお話を経験談ベースでつづったわけですが、その次はどうする?
今回は、しっかり休んで、「これからは自分を大切に生きる!」と心に誓ったわたしが、その次にやったことについてまとめました。
飽きるほど休息したあとは?
絶望期を越えると、「もう一度、自分の人生を動かしていこう!」という流れに入っていきます。
つまり、勇気を出して"現実のあれこれ"と向き合うときが待っているんです。
怖い(わたしは超怖かった!)けど、ずっと塞ぎこむのも疲れるし、動いてみるしかありません。
…と、その前に、『自分を大切に生きるために自分会議』を開催すべし!
自分会議を挟まずいきなり行動し始めると、またつまずく可能性大です。
なぜなら、考え方のクセを見直せていないし、これからの人生の方向性も決められていないから。
(絶望期の役割は"徹底的に休む"だけだからね!)
- 暮らし方
- 働き方
- 人との付き合い方
- 自分との付き合い方
- お金の使い方
など、誰もがこれまでの人生で培った経験や知識ベースで(無意識に)考え、行動選択しています。
考え方のクセを掘り下げてみると、何か引っかかりポイントがあるはずです。
いつも仕事を抱えすぎてしまうのも、気を抜くとすぐ太って(痩せて)しまうのも、なぜかお金が貯まらないのも…
人間は変化に弱いので、あきらかによくない考え方だとしても、無意識のうちに慣れてるほうを選んでしまいます。
方向性未定・考え方未編集で動き出した場合、結局また同じような生き方をして、てことはまた絶望期が訪れて…回復、絶望の繰り返し人生になりかねない。
なので、動き出す前に自分会議を開催しましょう。
自分を大切に生きるための自分会議
この会議では、どんどん主張していって、試して、方向性を整えていきます。
「これからは自分を大切に生きる!」
この決断をもっと具体的に、"どうしたら自分を大切に生きられるのか?"と掘り下げるイメージです。
- ひたすら書き出す
- できそうなことから実践
- 自問自答で方向性を整える
1.ひたすら書き出す
まずは"これからどうしたいのか?"を書き出していきましょう。
書き出しは、自分の本音に耳を傾けるトレーニングになります。
ネットで検索してもヒットしないし、そもそも本音に正解も不正解もないし、己に問うしかありません。
自由に書けばいいんだけど、ルールがなさすぎても「何を書けばいいのやら?」で進めなくなるので、質疑応答形式で書き出してみるのがおすすめです。
わたしが書き出すときに使っているリストを載せておきますね!
やりたくないことリストで『自分的NG』を、WishListで『自分の心が喜ぶこと』を、そしてなりたい自分像ノートで『全体的にどうありたいのか』をなげかけて明確にしていきます。
わたしの場合、人生に絶望した主な要因は仕事面にあったので、仕事に関する考え方・方向性をしっかり見つめ直しました。
ほかにも書き出しについて書いているので、気になる人は#ノート活用術をチェックしてみてください。
2.できそうなことから実践
書き出したら、できそうなことから実現に向けて動いてみましょう。
自分の本音を知って叶えてあげるために行動すると、自分自身との信頼関係が育っていきます。
親や上司、恋人でイメージしてみてください。
「〇〇してみたい!」とアピールしたことを無視・否定されたり、「やりたくない」と正直に打ち明けてもやれと強要されたり…そんな相手ムリじゃない?
でも、自分で自分にやっていたりするから恐ろしい。というお話です。
やってみたいと思うことはやってみて、もうやめたいと思うことはやめる。(ための準備をする)
思ってはいるけど難しそう・めんどくさそうに感じることは保留にして、簡単そうに感じることから1つずつ試してみてください。
3.自問自答で方向性を整える
書き出しで「本当はどうしたいのか?」に気づいて、実現できそうなことから試してみたら、「で、どうだった?」の振り返り会をやりましょう。
行動してみることでしか気づけない新たな発見があるはずです。
たとえば、わたしの場合。
WishListの「SNSから離れてできる趣味を持つ」を実現するために、なんとなく編み物を始めてみました。
そしたら、ドハマり。
自分には無縁の世界だと苦手意識を持っていたのに、すごく楽しくて、「これまでの思い込みは何!?」と、新たな自分に出会えた感覚です。
試してみた自分に「で、どうだった?」と問いかけて、返ってきたリアクションに従って方向性を調整していきます。
- この方向性で進んでみよう
- いったん保留で…
- 間違った、軌道修正!
こんな感じで。
判断のコツは、『考えるな、感じろ』です。
損得を気にしてもいいけど、損得だけで判断するのは自問自答と言えません。
考えを優先しすぎると絶望期に戻りかねないので、自分の感覚に問いかけることを大切にしましょう。
絶望の経験が力になる
絶望を経験した人は、自分が無敵ではないことを知っています。
それって結構な強みじゃないかな?
わたしの場合、「そっちの道に行ったら最初はいい感じだけど、仕事中毒になってじわじわと心をすり減らすパターンだわ、わたしには視える…!」みたいな謎スキルが磨かれて、とにかく自分に優しくなれた。
ちゃんと傷つくし、落ち込むし、決意してもすぐ揺らぐし。
強くないってわかってるからこそ、しっかり自問自答して、軌道修正したり休ませてあげたり…気にかけて優しくしてあげようって考え方に変わったんだと思うんです。
これからは「自分を喜ばせてあげたい、安心させてあげたい」って気持ちを大切に生きましょね。