当たり前のように社会に浸透している『頑張る』という言葉。
『頑張る=いいこと』って思い込んでませんか?
だから、ムリして頑張っちゃってませんか?
以前のわたしは『頑張る』に振り回されて、しんどい生き方をしていました。
が!「もう限界…頑張るのやめたっ!」と、投げ出してみたら
- やりたいことに気づけた
- ありのままの自分を受け入れられた
- 周りに流されなくなった
そう、これまでの自分よりも今の自分を好きになれたんです。
今回は、日常の中から『頑張る』を減らしてみて気づいたことを実体験をもとに整理してみました。
つい頑張っちゃう人・頑張れない自分を否定しちゃう人にとって、参考になれば嬉しいです。
『頑張る』に追い詰められて逃げることにした
20代の頃のわたし、『頑張る』って言葉をお守りにしているような人でした。
- やっておいたほうがよさそうだから頑張ろ
- やらなきゃいけないから頑張ろ
当時は無意識だったけど、きっと自分を鼓舞するために唱えていたんだと思います。
"損得勘定"や"義務感"から「やりたくないけど頑張ろう」が当たり前になっていて、それが正しいよきことなんだと思い込んでいたんです。
そんな風にムリをしていたら、30代を目前にメンタルが限界をむかえました。
「このままだと、わたし、狂う!」と確信。
(狂うとかギャグ?って今でこそ笑えるけどね、当時は本当にまずい状態だったの!)
だから、「自分ためにやりたくないことはやらない」と決めて、たくさんの『頑張る』から離れてみることに。
- 頑張って早起きする
- 頑張って通勤する
- 頑張って外見を整える
- 頑張って働く
- 頑張って『いい人』を演じる
- 頑張って交友関係を広げる
- 頑張って流行に乗る
- 頑張って何者かになろうとする
いったん『今頑張ってやってること』を全部やめてみたんです。
というか頑張る気力もなくて、すべて投げ出すくらいしか考えつきませんでした。
端的に述べますと…逃げた(^^)
▼やりたくないことの洗い出し方まとめました
頑張らないわたし、いい感じ【体験談】
人生そのものから目を背けたくて頑張ることを放棄。
「スーパー無気力マンになっちゃうかも…」と内心震えていたんだけど、結果的にいい変化がたくさんありました!
- やりたいことに気づけた
- ありのままの自分を受け入れられた
- 周りに流されなくなった
やりたいことに気づけた
「頑張ろう!」のスイッチがなくても、やりたいことならやっちゃうんですよね。
頑張らないと決意したのに、それでもやる気になれることがやりたいこと。
わたしにとって『頑張る』は、本当の気持ちに反する行動をとろうとするときに使う言葉でした。
- 損得勘定:やっておいたほうが得かなぁ
- 義務感:やりたくないけどやらなきゃ
こんな風に本心ではやりたくないと思っていてもやる気を出したいとき、「頑張らなきゃ!」で、ごまかしていました。
でも、頑張らなくなってからは「わたしの本当の気持ちって?」と悩むことが減ったんです。
- やりたいならやる
- やりたくないならやらない
『頑張る』っていう概念をわきに置いてみると、簡単でした。
気持ちと行動にズレがなくなって、やりたいことがわかりやすくなったんです。
ありのままの自分を受け入れられた
頑張るのが当たり前になっていると、『頑張らないと幸せになれない』みたいな前提条件を作っちゃってませんか?
だから、「このままの自分ではダメだ!もっと頑張らねば!」という自己否定スイッチが入る流れ。
そんな負のループを終わらせるために、前提条件を『頑張らないまま幸せになる』に書き変えて考えてみたんです。
- 頑張らなくてもできる仕事
- 頑張らなくても付き合える人間関係
- 頑張らなくても生活できる環境
これらがそろったときの安心感ったら、他にはないと思いませんか?
「頑張らないままで幸せになれるなら、そっちのほうがいい!」
と素直に思い始めてから、ちゃんとしてない自分も自分の一部として大切にしてあげたい。と思えるようになりました。
周りに流されなくなった
これまでは、頑張って周りに合わせようとしてどこかムリをしていました。
- (頑張って)不自然なことをする
- ちぐはぐな出来事がどんどん起こる
- 悩みやストレスが増えていく
冷静に考えると、自然な流れですよね。
自分は自分で偽らず、素直な気持ちのまま過ごす。
結局はシンプルな話で、ムリをしたところでどうにもならないわけです。
必死にあらがっても仕方ありませんよね、『合う合わない』は存在するんだもの。
そういう意味では、『頑張る』よりも『頑張らない』のほうがムリのない自然な状態を指してるのかも。
頑張る時間を減らしていこう
『頑張る』って言葉は、ポジティブではなくて"ポジティブ風"な言葉だと思うんです。
使い方や使う量によっては毒にもなり得るから、気をつけないといけません。
まずは『頑張る』って言葉を多用してないかな?と、振り返ってみてほしいです。
『やりたくないけどやる』の響きをポジティブ風に変換するために使いがちなら、要注意。
『頑張る』を使いそうになったときは、自分に質問してみてください。
ワクワク、ときめきを感じて使いたくなった?
やりたくないけど気分を上げるために使いたくなった?
時間をかけて、ワクワクときめきの割合が大きくなっていく生き方を目指す。
そんなイメージで『頑張る』という言葉との向き合い方を見直してみましょう。
「毎週○曜日は頑張らない日」と仮設定して、1日体験してみるのもおもしろいかもしれません。
『頑張るは正義!』とは限らないってことを覚えておきましょ。