自分らしく生きたい!って思ってるけど、そもそも自分らしさって何?
どうやったらわかるの?
…と悩んだところでいつも終わっちゃう。
このループを何年も何回も経験して、結局何も変わってない(けど立派な大人になってしまった)自分にうんざり。
わたしもずーっとこれにはまってましたが、自分らしく生きるための第一歩に気づいたの。
『自分の本音を大切にすること』から始まるんじゃないかなと。
というわけで今回は、わたしなりの自分の本音に気づくコツについてまとめました。
自分の本音を大切にすること
個人的解釈ではこう結論づけました。
『自分らしさ』とは、自分の意思を大切に生きている人の雰囲気や姿勢からにじみ出てくるもの。(言葉では表現しがたいニュアンス的なもの)
自分の意思とは「わたしはどうしたいの?」という問いに対する答え。
だから、意思を大切にしていたら"らしさ"も育ってくるんじゃない?と。
なんだけど、そもそも自分の意思(わたしはどうしたいの?)がわからなくなっちゃっている人は少なくないと思うんだよね。
わたしもそうだったし、というか今でも迷子になりかけることがよくある。笑
だから、まずは「自分は本当はどうしたいのか?」に気づくことから始めてみよう!という試みです。
ちなみに、『意思』じゃなくて『本音』って言葉に変えたのにはワケがあって。
『意思』って表現だとなんだかかっこいい答えや立派な答えしか採用しちゃいけない気がしちゃって…結局自分に嘘をついちゃいそうなんです、わたしは。
けど、『本音』ならもっと素直に答えられる気がしませんか?
「正直やりたくないんだよな~」とか「ぶっちゃけラクしたいからさ~」とか、意思と呼ぶのには抵抗があるけど本音ならありだな…みたいなね?
▼他人よりも自分に集中しよう
自分の本音に気づくコツ
自分の本音に気づくコツを3段階に分けてみました。
- 自己観察で違和感をキャッチ
- 書き出しで言語化
- どんな本音も認めて分かち合う
1.自己観察で違和感をキャッチ
日々自分のことを観察していると、ほんっと~にいろいろと感じて考えて(心の中で)つぶやいていることに気づきます。
続けるうちに「これ本音じゃないな」「自分に嘘ついたな」「あ、ごまかしたな?」って気づかせてくれるタイミングやサインが見つかるので、そこをキャッチしましょう。
気づきやすい例としては、こういう気分や状態になっているとき。
- なんかモヤモヤするとき
- なんか悲しいとき
- 我慢や無理をしているとき
- 誰かにグチっているとき
- 他人を許せないとき
"なんか…"とか"なんとなく…"がとっても重要です。
よくわからないけど(うまく言葉にできないけど)何かを感じているときなので、流したり封じ込めたりせずに覚えておいてください。
感覚的なものってすぐ忘れちゃうので、その場でメモしておくのがおすすめです。
『シチュエーション』と『感じたこと』をセットで書き残しておいて、1人になったときに思い出せるようにしておきましょう。
特に、わたしのブログ読者さんはささいなことにも感情が動きやすい人が多いはずなので、改めて自己観察してみると発見だらけだと思う!
2.書き出しで言語化
自己観察を通してなんとなくの違和感をキャッチしたら、そのままにせずひたすら言語化していきます。
うまく表現できない「なんか嫌だった」や「なんとなくおかしい気がするんだよね」たちを掘り下げて形にしていくイメージです。
コツは一人二役(質問者と回答者)で会話を続けること。
とにかくいろんな質問を自分にぶつけてみると見えてくるものがあります。
質問の例はこんな感じです。
例:モヤモヤしたとき
- 何にモヤっとした?
- どうしてモヤっとした?
- 1番のモヤモヤポイントは?
- どうなったらモヤモヤせずに済む?
- 本当はどうしたかった?
- でもできないのはなぜ?
モヤモヤしたときに限らず、いろんなシーンで使える質問なので応用してみてください。
例:誰かにグチっているとき
Q.何をグチった?
A.嫌いな上司にやりたくない仕事を押しつけられた
Q.どうなったらグチらずに済む?
A.やりたくない仕事は断る
Q.本当はどうしたかった?
A.断りたかった
Q.でもできないのはなぜ?
A.断ってもムダだと思ってる、嫌われるかも…、断り文句がわからない
ちなみに、これはわたしが実際にノートに書き出したことのある内容です。
3.どんな本音も認めて分かち合う
問いを重ねていくうちに自分に素直になれます。
予想外のことが原因で傷ついていたことがわかったり、他人に怒ってるつもりが実は自分自身に対してだった!とか。
自分の本当の価値観(ちょっとショックかもしれない)が見えてきたり…と、いろんな発見があります。
今回の例で考えると、当時のわたしはだいぶショックを受けました。
掘り下げた結果「嫌いな上司に嫌われること」よりも「大切な友達にグチを聞かせること」を選んだ自分の存在に気づきました。
わたしって「少しの工夫や勇気で対処できたかもしれないことを保身のために我慢で済ませて、そのストレスを大切な人にぶちまける人間」だったんだな…と、自分にガッカリしました。
でも、そんなズルくて弱くて美しくない自分も自分の一部だと認めてあげる。
認めてあげて自分自身と分かち合って、解決策を見つけられたら行動に移しましょう。
解決策のヒントは「でもできないのはなぜ?」の答えに隠れています。
もし、これといった解決策が見当たらなくても分かち合いのパワーが支えてくれます。
誰かと共感できるって嬉しいことで、それを自分自身とできるともっと嬉しいはずです。
一生離れることのできないパートナーは自分なので。
自分への問いを重ねていこう
ざっくりとまとめると、こういう流れです。
①で本音に気づくための糸口を感覚的に見つけて、②で具体化・現状把握をして、③で自分自身と共有・分かち合いをする
本音に気づくためには『なんとなくを言語化する作業』が欠かせないと思っているんだけど、んまぁ…これがね、めんどくさいというか難しいというか。
教科書もなければ正解もなくて、誰かに代わってもらうこともできず、でも一生続くもの。
だから、きっとほとんどの人が離脱しちゃうんじゃないかな。
人は不確かなことを嫌いますからね、現代人は特に"正解探し"が好きだしね。
わたし自身、時間はかかってもクリティカルな問いかけができなくても、とにかく続けていきたい。
「本当はどうしたいの?」にたどり着くための質問を繰り返していくのは地道だけど、それがわかって初めて自分の人生を生き始められるんだと思う。