- お局さまにはなりたくない!
- 周りから『お局さま認定』されているかも
- 後輩とうまく関わるコツってあるのかな
今回は、こんな悩みについて考えてみました。
みんなから煙たがられてしまう『お局さま』という存在。
白けた目で見ているあなたも、今は優しいステキな先輩も、明日は我が身なんです!
忍び寄るお局さま化リスクに立ち向かうために、今日からできる回避術をまとめました。
Contents
お局さま化リスクは、誰にでもひそんでいます!
「お局さまなんて、絶対になりたくない!」
そう強く思っているあなたでも、お局さまになってしまう可能性は大いにあります。
『お局さま』と呼ばれている人も、かつては全員『ただの新人さん』だったんです。
きっと、初めからお局さまに憧れて目指した人は…いませんよね?
日常の小さな積み重ねによって、気づいたら周りの人から『お局さま』と、ささやかれてしまうんです。
先輩からされて嬉しかったこと、反対に傷ついたことや怖かったこと…この感覚は、時間とともに薄れてしまいます。
特に、アラサー女子は年下が増え始める時期。
相手によって立ち位置がコロコロ変わるので、忘れてしまいやすいかも。
思い出してみると、親しい先輩相手でも「失礼のないようにしなきゃ…」という緊張感があったはず。
つまり、相手が先輩である以上、後輩は常に気遣いセンサーをONにしているんです。
この気遣いの存在を忘れてしまうと、あなた自身は変わっていないのに、気づけば『お局さま』と言われてしまいます。
そこまで来てしまうと、時すでに遅し。
どんどん周囲との距離ができて、新人さんが現れるたびに「この会社のお局さまはこの人なんだ…!気をつけないと!」と、変な空気読みをされてしまう絶望感…
いよいよ、あなたは正式に『お局さま認定』される日を迎えることになりました。
…なんて、ちょっと大げさなストーリーでした(^^)
実際には、相手に悪意を持たず、最低限の配慮ができれば『お局さま』と思われることはないはず。
ただ、「私はいい先輩だから、お局さまなんて呼ばれるはずない!」
という慢心こそアラサー女子にとって危険な考えってことは覚えておいてくださいね。
▼私がお局さまと働いた経験を通して学んだこと。お局さまを研究したい人向け。
▼お局さまが社会からいなくならないのはなぜ?ベストな関わり方も考えてみました。
こんなことやっちゃってない?|お局さま化チェックリスト
- 何気ない発言で気を遣わせていない?
- 後輩育成の仕方に問題はない?
- 自分語りしすぎてない?
- どんよりオーラを出しちゃってない?
何気ない発言で気を遣わせていない?
あなたが何気な~くつぶやいた、深い意味はないひと言。
その発言によって、周りから『気を遣わないといけない人』だと思われているかも…?
年齢をネタにした自虐、「若いからいいよね~」など、後輩が困るような発言をしていたら要注意です。
先輩に言われると、リアクションに困る発言って意外と多いんです。
プライベートで一緒に旅行するほどの親しい間柄ならまだしも、仕事上だけの関係なら配慮しましょう。
言い方・言うタイミング・相手との関係性のバランスを考えることが大切ですね。
後輩育成の仕方に問題はない?
『自分が当たり前にできること』を、誰かができるようになるまで教えるのは、簡単じゃありません。
あなたは初めて仕事を教わったときから、今のようにパパッと対応できましたか?
多くの人は、失敗しては質問・相談を繰り返して、徐々にできるようになりましたよね。
仕事を覚えて・慣れて・身につけるまでには、ある程度の時間が必要です。
一度教えただけですぐできることのほうが珍しいはず。
自分の感覚で教えてしまうと、自然と上から目線になってしまいます。
後輩が質問しにくい空気を自分自身が作っていないか、思い返してみましょう。
自分語りしすぎてない?
おしゃべり好きさんは、インタビュアーになるつもりで聞き手に回ってみましょう。
相手の話8割、自分の話2割を目標にしてみてください。
話しすぎのデメリット
- 相手を疲れさせる
- 相手のことを知る機会を失う
- 相手は『聞いてあげてる』ので尊敬されない
- 自分のボロが出る
- 口が軽そう・噂好きだと思われる
聞き役に徹することができると、自然と信頼を勝ち取れます。
そして、相手から「あなたの話を聞かせてほしい」と思ってもらえるんです。
普段話さない人の話=価値のあるもの
と、脳が思い込むんですね。
自分ばっかりしゃべってる!と気づいたら、飲み物を飲んで口を塞ぐようにしてみてください。
(奇妙なアドバイスだけど、おしゃべりなわたしには効果的でした!笑)
どんよりオーラを出しちゃってない?
体調不良の日、眠たい日、急ぐ用事がある日、失敗つづきの日…
ついどんよりオーラが出てしまう日なんて数え切れませんよね。
特に月曜日の朝、メールチェックするときの自分の顔は想像したくないかも…。笑
誰だってどんよりするときはあるし、仕方がないことです。
でも、どんよりオーラが頻繫に出てしまう人、普段からクールな雰囲気の人は気をつけてください。
『いつも近寄りがたい空気を出している人』という印象がついてしまいます。
不自然にニコニコする必要も、無理に明るくふるまう必要のありません。
でも、今より少しだけ『どんよりオーラ回避』の工夫をしてみるのがおすすめです。
ちょっとリラックス
- 口角をちょっとだけ上げる
- 定期的に休息をとって集中過多を避ける
- どんよりが襲ってきたらおやつタイム
- 自分だけの隠れ場所でひと休み
▼『どんよりオーラ回避』の参考にしてみてくださいね。
▼お局さまを5タイプに分類してみました。
お局さまになりたくないなら…|日常で意識すべき回避術
- 媚びない&背伸びしない
- グチや不満はユーモアを添えて
- 自分を客観視する
- 会社がすべて!にならない
媚びない&背伸びしない
人に好かれたい・よく思われたいと思うと、やりがちなこと2つ。
『媚びる』『背伸びする』
うま~くやっているつもりでも、すり寄っているのも偽っているのも、相手には伝わります。
そして、バレてしまうといいことがありません。
相手に利用される
相手にバカにされる
自然体の自分では関わる勇気が出ない相手より、自然体でいられる相手との時間を深めましょう。
「ありのままの自分でもいいんだ!」
と、心から思えるようになってから、徐々に人間関係を広げていけばいいんです。
- できないことはできない。
- わからないことはわからない。
と、正直に言える人は、どれだけ年上でも等身大なので愛されますよ。
▼つい完璧であろうとしてしまう人は、肩の力を抜きましょう!
▼自分なんて…できない自分に疲れた人は読んでみてください。
グチや不満はユーモアを添えて
グチも不満も口に出さないのが理想的。
でも、うまく処理しきれずに抱え込んでツラくなるくらいなら、吐き出すべきなんです。
ただし、誰かに聞いてもらうならユーモアを添えましょう。
聞いてくれた相手も笑ってしまうようなネタとして話せたら、溜めこまずに笑い話として片づけられるかも。
それに、怒りや憎しみを込めて話していると、負の感情がより高まりませんか?
「あ!あんなことも言われたんだった!」
と、新たな不満ポイントを思い出してしまって、さらにヒートアップする…なんてことも。
ユーモアを添える習慣がつくと、嫌なことが起きても、
「ムカ~!この話、あの人に聞いてもらうなら…どう表現したら面白いかな?」
と、作家気分で頭を切り替えられるんです。笑
ユーモアのある人は、多面的に物事を考えられるので、年齢関係なく柔軟な思考を持っています。
グチを言わないのが難しいなら、まずはグチを使ってセンスを磨いてみましょう!
▼グチや不満は蓄積しちゃう前に減らしましょ!
自分を客観視する
大人になると、誰もあなたのために怒ってくれなくなります。
本当に思いやる気持ちがないと、怒るために使う体力や思考がもったいないですもんね。
なので、ちょっと気になる点があっても周りから指摘してもらえません。
自分で自分を客観視するしかないんです。
客観視して、他人と自分の違うところを探すのではありません。
『自分が目指す方向性に合った行動をとれているか?』を客観的にチェックしてみてください。
お局さまになりたくなかったのに、気づいたらなっていた人の多くは、自分の目指す先が決まっていなかった人です。
目指す方向性があいまいな人は、『こうなりたくない!』に注目するほうが考えやすいかもしれません。
洗い出せたら、定期的に客観視してみるのを繰り返してみてくださいね。
▼自分軸を持って、日々の迷いを減らしたい人向け。
会社がすべて!にならない
『会社に求めすぎてしまう』のは、お局さまの代表的な特徴のひとつ。
会社以外にも居場所があれば気持ちを分散できます。
でも、『会社』だけに一点集中してしまうと、あらゆる承認欲求を『会社』で満たそうとしてしまうんです。
たとえば、本業では評価されなかったとしても、副業で評価されれば承認欲求は爆発しませんよね。
それに、コミュニティが増えれば出会う人の数も増えます。
日常的にたくさんの価値観に触れていれば、いくつになっても柔軟でいられそうじゃないですか?
▼新しい何かを始めてみたい人は、朝活で時間を作るのがおすすめです。
日常的に自分と向き合えば、お局さま化は回避できる!
「まあ、私は大丈夫!」
この慢心から、じわじわ~っとお局さま化は始まるのです…!
私はお局さまによる嫌がらせに耐えていた時期がありました。
当時の経験を通して気づいたのは、「心に隙間があって、それを埋めるために私を攻撃しているのかも…」ということ。
ちょっとでも満たされない気持ちを抱えていると、誰でもお局さまになってしまいます。
アラサー女子は、環境の変化が起きやすい時期。
誰かと比べて満たされない気持ちになっても、イライラ・モヤモヤの片づけにまで手が回らない…。
それなら、「自分より立場が弱そうな後輩にぶつけちゃえ!」
こんな風にならないためにも、日頃の行動に注意してみてくださいね。