- 仕事のストレスでいつも疲れている
- HSPが働きやすい環境が知りたい
- 実際に在宅で働いているHSPの体験談を聞きたい
今回は、こんな悩みについて考えてみました。
結論からいうと、わたしは在宅勤務に変えてから仕事のストレスが激減しました。
「働く=大変なこと」だと思い込んでいましたが、もっと気楽に働くことって実現できるんです!
Contents
HSP気質のわたしは、在宅勤務に変えて快適に働けるようになった!
在宅勤務に慣れた頃、過去の自分を振り返ることが増えました。
「出社していたときのわたし、すっごく頑張ってたな。らしくないことして無理してたなぁ。」
どんなことも時間が経つと客観的に考えられるようになりますよね。
今思うと、『出社して働くスタイル』は自分に合わないことばかりで疲れを蓄積していました。
特に、ストレスの原因になっていたのは以下の3つ。
- 会社到着までがすでに重労働
- 人がたくさんいる場所で長時間働く
- 距離感のコントロールが難しい
どれも出社して組織の一員として働くなら当然のことですよね。
でも、この当然を受け入れられない人にとって出社ってストレスフルな環境。
わたしの感覚では、
『組織が苦手な人』『当然のルールに違和感を持つ人』は、HSP気質の人に多い気がします。
つまり、周囲からは気持ちを理解してもらえない確率が高い。
※HSP気質を持つ人は、5人に1人とされています。
『やる気がない』『ルールを守れない』『忍耐がない』『自分勝手』というダメ出しのフルコースで、相談してもダメージが増える現象が起こりがち。
理解してもらえないこともストレスを増長していましたね、しんどかったなぁ~
▼HSPの知識を深めたい人はこちらの記事でチェックしてみてください。
【実体験】HSP気質のわたしが出社勤務でストレスを抱えていた理由
- 会社到着までがすでに重労働
- 人がたくさんいる場所で長時間働く
- 距離感のコントロールが難しい
1.会社到着までがすでに重労働
朝起きてから会社に到着するまで、毎日がタイムアタックで常にバタバタでした。
「それって余裕を持って起きればいいだけのことじゃない?」…と言われると、そのとおりです。
遅め出社の会社もわんさか存在しますしね。
でもね、そもそもこの構図が納得できないわけです!
(好きでもない)仕事のために(好きでもない)早起きをする
出社して仕事をする以前にやらないといけないことが盛りだくさん!
しかも、時間はいつもギリギリ。
朝のタイムアタック
- スキンケア
- メイク
- ヘアセット
- 洋服選び
- お弁当準備
- 朝食
- 通勤
この追われている感じが毎日毎日本当にストレスでした。
「働くってこういうこと。受け入れないとやっていけないよね」と、自分の本音を押し殺して当然のこととして考えないようにしていました。
でも、在宅勤務を始めてみると、このストレスがゼロに!
在宅勤務を始めてから、仕事のために使う時間が最小限になって朝に余裕が生まれました。
今は朝のゆったりした時間が大好きです。
▼あれだけ嫌いだった早起きにハマって、朝活まで始めてしまったお話
2.人がたくさんいる場所で長時間働く
会社の規模や配属先にもよりますが、人が多ければ多いほど集中しにくい状況になります。
周りが気になっちゃう
- 大きな声で電話中の人
- 険しい顔で作業中の人
- 何かに困っている様子の人
『周りのことを気にしなればいい』と言われても「そっか、わかった!」とはいかないのがHSP気質を持った人の特性です。
人一倍察知しやすいので、同じ空間にいる以上は他人の動きを意識してしまいます。
しかも、周りが気にしない細かなことまで視界に入っちゃうんですよね。
頼みごとをしたいときも、「今、ちょっとピリピリしてるかも。声かけるの後にしよっと…」と、必要以上に気を遣ってしまったり。
で、自分の仕事も遅れちゃう悪循環。
でも、在宅勤務になると同じ空間で働いていないので、相手のことを察知するのにも限界が。
自分の落ち着く場所で働けると、仕事だけに集中できるようになってミスも減らせます。
3.距離感の調整が難しい
会社の人との距離感って、毎日会っているうちに難しくなりませんか?
仕事だけの付き合いにしたいけど、ランチの誘いを断りにくい
特に親しくもないのに、愚痴や悪口の場に巻き込まれる
毎日顔を合わせるから、お互いを理解できていると勘違いしやすいのかも。
女性同士ってだけでもややこしいのに、会社の人だと上下関係まで加わるんだから、さらに攻略難易度があがりますよね。
女性同士の人間関係において『正解』なんてものは存在しないんですから…(遠い目)
おまけに、異性の同僚との付き合い方にも配慮しなければなりません。
感じよくしてもドライな対応をしてもトラブルが起きることはありますよね。
在宅勤務だと『仕事は仕事』と線引きしやすくなって、個人的な会話をするタイミングはグッと減ります。
わざわざトラブル回避しようとしなくても最初からトラブルが起きにくいんです。
信頼できる人と親しい人は別。
親しくても信頼できなければ仕事になりませんが、親しくなくても信頼できていれば仕事は成立するんです。
▼女性の人間関係は永遠の悩み、少しでも軽くしたい人はこちらをチェックしてみてくださいね!
【お悩みあるある】在宅勤務の不安点はこう考えよう
人間は常に新しい悩みを生み出し続ける生き物。
「出社しんどい…在宅勤務なら働きやすくなるかな?」と在宅に切り替えてみたものの、次は在宅ならではの悩みにぶち当たるものです。
在宅勤務で快適になったにも関わらず、たまに不安になることについて対処法を紹介します。
- 人見知りが加速するかも
- 運動不足で老化しそう
- 日常に刺激が減って寂しい
- こんなにラクして働いていいのかな
人見知りが加速するかも
一人暮らしの場合、人との交流が明らかに減るので人見知り度は少しだけあがるかもしれません。
わたし自身、まったく人見知りしないタイプでしたが『関わりたいと思わない人なら関わらない』という意識は強くなった気がします。
でも、直接会わずに仕事を進めるからこそ、日常的にトレーニングできる面も。
- 伝わりやすい文章を意識する
- 声や顔の表情に注意する
文章や通話だけになると誤解を生んでしまうリスクもあるので、伝え方に気をつける必要があります。
トレーニングだと思って毎日工夫していれば、少しずつ表現に悩まないようになりました。
人と会ったときに緊張しやすくなるかもしれませんが、コミュニケーション力が下がるわけではありません。
気になる人は、文章力や表現力を鍛えることから始めてみるのがおすすめ。
運動不足で老化しそう
在宅勤務と運動不足は切っても切れない関係、そこはもう頑張るしかありません。
こればっかりは自発的に動くしかないので困りますよね。
運動好きの人ならそもそも悩まないはずなので、運動が好きじゃない人の悩みですね。
ストイックにならなくても、日常の中でできることから始めましょう!
老化回避!
- 入浴で新陳代謝UP
- 30分以上の散歩
- 朝晩にストレッチ
- 体勢を変えながら働く
- 食事バランスを工夫
- 近所のジムに入会
気合を入れて1回やるより、無感情でも毎日やるのが健康維持につながります。
散歩やジムは仲間がいるほうが続けやすくなるので、誰かと一緒に始めるのもおすすめです。
日常に刺激が減って寂しい
在宅だと自宅にいる時間が増える分、毎日が単調になりがちです。
仕事帰りの寄り道がなくなって、時間とお金に余裕が生まれるのはステキ!
でも、それは刺激のない退屈な日々ともいえますよね。
もし、場所に縛られない仕事なら、定期的に作業環境を変えてみるとリフレッシュにつながりますよ。
家の中だけで過ごしているとフラストレーションが溜まりやすいので、積極的に外へ出て体と心に刺激を与えましょう。
ただし、HSP気質を持つ人は刺激に敏感なので、疲れない程度の活動量で過ごしてくださいね!
こんなにラクして働いていいのかな
HSP気質の人は、出社していた頃の自分と比べてかなり気楽に働けているはず。
なかには「こんなにラクして自分の成長につながるのかな」と、以前よりも頑張っていない自分に不安を覚える人もいるでしょう。
でも、心配無用です。
思い出してください。
今までのあなたが頑張りすぎていただけ!
人がたくさんいる環境も人間関係の難しさも、まったくストレスになっていない人もいるわけです。
むしろ在宅勤務になってしんどい…という人もたくさんいます。
ラクしていいのかな?と思う原因は、過去の経験によって『働く=我慢・忍耐』という固定観念が生まれてしまっているからです。
「在宅にしてから我慢も忍耐も減ったな、これってちゃんと働けているのかな?」と。
大丈夫!むしろストレスなく働けているってことは、環境作りに成功したってことです。
快適に思える環境作りも仕事のひとつだと考えましょう。
▼頑張りすぎるのがクセになっている人へ
▼スキルがなくても、在宅で仕事を始められたわたしの体験談
今の環境がツライなら、原因をとことん追及すべし
出社準備も仕事に含めると、24時間のうち10時間以上を仕事が占めていることになります。
人生の3分の1以上です。
その時間が快適じゃないなら、人生の3分の1は我慢や忍耐にパワーを注いでいることになります。
わたしの場合は解決策のひとつが『在宅勤務に変えること』でした。
同じ悩みでも原因を追及すると解決策が違うことはありますが、HSP気質の人の参考になればと思い、今回まとめました!
当然のこととして我慢するのはやめて、我慢しなくてもいい環境を探してみるきっかけになればうれしいです。