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【こじらせのプロ】お局様はかわいそうな存在です。実体験をもとに解説します

2023年5月24日

お局さまかわいそう

 

  • お局さまから嫌がらせを受けてツラい
  • あの人はどうして意地悪をするんだろう?
  • お局さまと距離をとりたい

 

今回は、こんな悩みについて考えてみました。

私は数年間、お局様と働いた経験があります。

バリエーション豊かな嫌がらせを受ける中でわかったお局様の特徴、距離のとり方をまとめました。

 

今、お局様との関わり方に悩んでいる人にとって、新しい視点で考えるきっかけになれば嬉しいです。

 

【大前提】お局様の特徴|かわいそうな存在です。

『お局様=怖い・強い・すごい』とイメージされがち。

でも、知れば知るほど、実は『かわいそうな人』だったんだ…と気づきました。

 

お局様の特徴をギュッとまとめると、

自信がないから、周りからの評価を頼りに頑張っているのに、結局大切にしてもらえない人

…かわいそうすぎませんか?

 

以下では、私が実際に働いてみてわかったお局様の特徴4つをまとめてみました。

お局様にもいろんなタイプがいると思いますが、どのタイプにも関連する特徴をピックアップしています。

 

  • 自分の居場所を守りたい
  • 自分に自信が持てない
  • プライベートが充実していない
  • 結局誰にも大事にされない

 

自分の居場所を守りたい

お局様は、今の環境を自分の居場所として守り続けたいんです。

なので、「私の居場所が取られちゃう!」と感じると、一生懸命攻撃してきます。

 

お局様に攻撃されやすい人

  • 周りの人に好かれている
  • 男性社員とも仲良くできている
  • 同じ業務を担当している
  • 対応できる仕事が多い
  • お局様より年下or後から入社

 

つまり、自分とポジション交代できそうな状況にある人を見つけると、勝手に焦ってしまい、はちゃめちゃな行動を起こしがち

会社以外に自分を満たせる場所がないので、他人の行動に過剰反応しちゃうんですね。

 

同僚と適度な距離感で付き合えばいいだけなのに、心に余裕がないお局様は、自分のことしか考えられません

焦った結果、退職に追い込もうとする人もいるくらい危うい存在なんです。

 

 

自分に自信が持てない

お局様は、自分に自信が持てないので、会社で評価をされたくて完璧主義になりがち。

だから、周りの人に「なんでできないの?」と、攻撃的・高圧的な態度になっちゃうんです。

 

完璧を目指して頑張っている自分より、ミスしがちな人のほうが周りと仲良くできているのも許せません。

実は、「もっとうまくやりたいのに…」と、悩んでいることもあります。

 

と思いきや、次の瞬間には違うことに怒っていたり…。

感情がジェットコースターなのも、自信が持てずメンタルが揺らぎやすいからなんです。

 

▼お局様、自信がないまま頑張りすぎる人ともいえるかもしれません。

 

 

プライベートが充実していない

お局様特有のイライラした雰囲気・トゲのある発言。

その原因は、自分でコンディション調整ができていないことにあります。

 

仕事がうまくいかないとき、プライベートで楽しいことがあれば、少しは気持ちが明るくなりますよね。

でも、会社にいる時間がすべてになってしまうと、心のバランスは取りにくい…!

 

依存心のデメリット

  • 視野が狭くなり、柔軟性が薄れる
  • 刺激がなくなり、好奇心が薄れる
  • 自分を癒す方法を見つけられない

 

柔軟性と好奇心が薄れると『新しい何か』に触れたり、受け入れたりするチャンスが少なくなります。

すると、価値観がガチガチに固まってしまい、ただの頑固者に…。

つまり、こじらせると、周りの人を使って発散する以外にリフレッシュ方法がなくなっちゃうんですね。

 

 

結局誰にも大事にされない

お局様は自分が大事すぎるあまり、役に立たないと思った人のことをザツに扱いがち

 

私が出会ったお局様は、いつも損得勘定で人を見ていました。

  • 自分より上の人は『自分を引き上げるために使うべき人』
  • それ以外の人は『どうでもいい人』

と、切り分けているのが、周りから見てもバレバレなんです。笑

(サラリーマンなら処世術としてある程度は心得ているのかもしれないけど、にしても露骨だった!)

 

そんな彼女は、彼女自身も周りから都合よく利用されていることに気づいていないようでした。

人をザツに扱う人には同じような人が寄ってきます

 

ある意味win-winな関係なのかもしれないけども…

お局様のかわいそうな人オーラは、こういう価値観も影響しているんじゃないでしょうか?

 

▼お局さまとのおすすめな関わり方・よくない関わり方を紹介しています。

 

 

 

【実体験】お局様のおかげ様!学びになったこと3つ

  • 仕事に対する姿勢が変わった
  • 自分を客観視するようになった
  • 自分の1番の味方になると決めた

 

仕事に対する姿勢が変わった

『お局様との関わりを最小限に抑える!』という目標を、ある時期から持ち始めました。

いいのか悪いのかわからない謎の目標ですが、それが1番の原動力なんだから仕方がない。

 

当時は切実だったんです。

質問・相談・依頼すべてに対して嫌味を言われるのは日常茶飯事。

ときには「前に教えた」と言って、スルーされることもあったり…

 

毎日こういう対応を受けると、心の治安、めちゃくちゃになります。

「できることならこっちも声をかけたくない!でも新人なんだから仕方ないじゃん!」って、八方塞がりでした。

 

心の治安を守るため、お局様への質問は、最後の切り札にすると決意!

お局様に聞く前に!

  • 何でもメモ、ひたすらメモ、メモ魔になる
  • 空き時間に業務マニュアルを自作する
  • 過去のメール・フォルダ内の資料に目を通す
  • 保管資料に情報がないか探す
  • Google大先生頼み
  • 社内の部門担当者に質問する

 

この6つを続けるうちに、お局様に声をかけなくても仕事が進められるようになりました。

会話のきっかけが減るので、お小言タイムもグッと減ったんです!

 

成長できたこと

  • 知識量と相談先が増えた
  • 質問する前に自分で考えるクセがついた
  • 全体的に作業スピードが上がった

お局様はハードルを高く設定して厳しい要求をしがち。

なので、ハードルの高さに慣れてしまえば、転職後は何をしても褒めてもらえる無双状態になれますよ!

 

 

自分を客観視するようになった

お局様を観察し続けるうちに、「自分もなってしまったら…」と、不安を覚えるようになりました。

近くで影響を受けてしまうと、同化しちゃう人も意外といるんですよ!

 

他人のことをとやかく言う前に、自分はどうなの?と内省するようになりました。

お局様化に注意

  • 人・物事に白黒つけようとしない
  • だいたいのことはどうにかなると考える
  • 仕事への執着心・依存心は捨てる
  • 仕事量にゆとりを持つ
  • イライラしそうなときは席を離れる

 

▼ストレスフルな環境なら、自分でストレスを減らす工夫が大切。

 

 

自分の1番の味方になると決めた

いつもそばにいてくれる『自分』という人を、最大の味方につけましょう。

お局様から理不尽な扱いを受けているとき、その瞬間と向き合うのは自分自身だけです。

友達も、恋人も、家族も、いつも隣にはいられません。

 

それに、社内で、あなたのために全力で行動をしてくれる人を見つけるのって、簡単じゃないですよね?

 

誰かがどうにかしてくれるのを待っていたら、自分がボロボロになってしまいます!

そんな風に自分を傷つける人たちを受け入れてはいけません

いつでも「自分はどうしたいのか」を最優先に考え、行動しましょうね。

 

▼自分はどうしたいのか?は見失っちゃダメ!

 

 

 

【戦略的撤退】お局様に遭遇してしまったら

お局様はどこに生息しているかわかりません。

ある日突然、出会ってしまったときに心がけた方がいいこと5つを解説しますので、参考にしてみてくださいね。

 

  • 媚びない
  • 避けすぎない
  • 弱みを握らせない
  • 記録を残す
  • 転職する

 

媚びない

たとえお局様に気に入られたとしても、面倒なことが増えるだけ。

なので、媚びないことを強くおすすめします。

媚びるデメリット

  • 気に入られたとしても嫌なことはされる
  • 関わる時間が増えて気疲れする
  • プライベートまで交流することになるかも?
  • 媚びがバレたら、より厳しい態度を取られる
  • 周りから冷ややかな目で見られる

 

お局様は、自分の居場所を守りたいんです。

なので、自分を有利な立場に引き上げてくれる可能性がない人には、平気で態度を変えます

今日は優しくても明日は不機嫌だったり…媚びたところであまり効果は期待できません。

 

▼女性社会を生きるのは至難のわざ…心得をもっておきましょ。

 

 

避けすぎない

強気に見えるお局様ですが、実は自分に自信がないので、意外と周りの反応を気にしがちです。

なので、あなたに避けられていることに気づくと、「嫌われているかも…」と、妙に意識されてしまう可能性も。

 

お局様に意識されてしまうと、ややこしい人間関係に巻き込まれてしまうリスクにつながります

自分の仕事に集中して、自然体で過ごしましょう。

 

 

弱みを握らせない

とにかく自分が損しそうな情報は渡さないように気をつけて過ごしましょう。

 

プライベートな話を避けるのはもちろん、仕事でのささいなミスでも注意してくださいね。

優位に立てるチャンスを狙っているので、ミスをきっかけに嫌味を言われたり、悪い噂を流されたりすることも。

噂好きで、人事にも口出ししてしまうようなタイプなら、特に気をつけましょう!

 

 

記録を残す

あまりに悪意のある行動をされ続けるようなら、証拠集めをしておきましょう。

周りもお局様だとわかっているものの、実際に『誰にどんなことをして困らせているのか』まで具体的には理解していません。

 

すべて記録しておくことで、上司へ相談するときに伝えやすくなります

客観的な情報を用意できれば、「あなたが気にしすぎだからじゃない?」と言われずに済むんです。

 

個人的には、記録を残すレベルまで到達してしまったら、転職をおすすめしたいです。

なぜなら、記録を残すのは精神的にラクな作業じゃないから。

でも、もし職場を変えたくないなら、ひとつの手段として考えてみてください。

 

 

転職する

私自身、お局様と過ごしたことで学びはありました。

でも、無理してまで踏ん張り続ける必要はない!と断言できます。

積極的戦略的撤退が最強です。

 

転職後に気づいたこと

  • いつもピリピリした空気で働いていた
  • 自己肯定感が下がっていた
  • 他人への警戒心が強くなっていた
  • 頑張りすぎていた
  • 体調がいつも悪かった

自分を大切に扱ってくれない場所で労働するのって、本当に奴隷のような経験です。

 

お局様以外の人間関係や仕事内容に不満がない人にとっては、納得いかないかもしれません。

けれど、何かに執着してしまうと負の連鎖が始まってしまいます。

新しい環境に飛び立つことも、『自分の未来のための選択肢』として用意しておきましょうね!

 

▼自分の気持ちに正直に生きたいように生きよう

 

 

 

かわいそうだけど、誰かを傷つける理由にはなりません

お局様の攻撃を受けていた当時の私は、精神的に崩壊していて、正しい判断ができていませんでした。

今は乗り越えたからこそ、「感謝」「今の自分がある」と言えます。

でも、お局様との関わりは避けられるなら避けた方がいいことで、経験しなくてもいいことです。

 

同じような状況に置かれている人が、新たな考えを持つきっかけになったら何よりです。

 

お局様の本質はかわいそうな人です。

同情はできたとしても、だからといって誰かを傷つける行動を受け入れてはいけません

視野を広げて、これからどう関わっていくかの参考にしてもらえるとうれしいです。

 

  • この記事を書いた人
(仮)Mikazuki

みかづき

30代|在宅ワーカー|HSS型HSP|ENFP|パラレルワーカーを目指してハートとスキルを磨くアラサー|仕事もプライベートも自分軸を大切にする生き方|器用に生きられない・もっと楽に生きたい人へ向けて、不器用でも楽しく生きる方法をシェアしています。

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